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登山口を出発してから既に3時間を過ぎていた。「時間的にまだ大丈夫ですかね」bergさんのフェリーの出発時間がある、「移動時間を含めて15時くらいまでに下山出来れば間に合いますよ」、「じゃあ、まだゆっくり楽しめますね」

この時間になると濡れていた花々も乾いて、美しく輝き始めた。5合目の上部ではもう傷んでいたものが多かったイブキジャコウソウが、「まだまだこれからよ」とでも言いたげに咲き誇る。

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時々ガスが途切れそうになるのだが・・・

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イブキジャコウソウ
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「わぁ~~~綺麗よ~ ほらっこっちも」先行するおばさんが一段と大きな声で叫んだ。「お~これは綺麗だ」「なかなかこんなに綺麗なのは見られないよね」、私達は興奮気味だった。登山道脇にはアポイマンテマが見事な咲きっぷり?を見せていたのである。
ナデシコ科のアポイマンテマ、この花も何度かアポイ岳で見ていたが~遅すぎたり早すぎたりとまともな(自分なりに気に入った)写真は撮れていなかった。「こりゃあ、最高ですね」そう言いながらカメラを向ける。

ひと通り撮影を終えて更に登って行く。「これも綺麗よ・・・ここにも咲いているわ」おばさんの声に~「さすがにあのマンテマを見た後だから」笑いながらそう言ってbergさんも私もなかなかカメラを向けない。それでもちょっと淡いピンクの個体を見つけると~またしゃがみ込む。

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アポイマンテマ

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淡いピンクの個体

「いやぁ~綺麗でしたね~」「こんなに綺麗なのは初めてでしたよ」大満足の私達、「どうします?山頂は?」「特にこだわりませんけど」「じゃあ下りますか」。山頂直下で私達は下山を開始した。

次から次へと登って来る人達とすれ違う。アポイマンテマを撮り直ししていると「これって何と言う花ですか?」登って来た男性がデジカメの液晶に写った写真を見せながら尋ねてきた。「あ~ミヤマホツツジですね」「今撮っているのは?」「アポイマンテマですよ」「そうですか、ありがとうございます」

5合目まで下るとガスが消えていた、しかし山頂方面は変わらずに雲の中である。「楽しめましたね」「何と言っても今日はアポイマンテマでしょう」、そう言いながら樹林帯に入ってまたエゾスズランを撮り直し「風で揺れる・・・」ほんのちょっとした風なのだが微妙に揺れる花にシャッター待ち?
「あっ、オオヤマサギソウが咲いている~登りで気がつかなかったわ」「撮りますか?」「風あります?」、そんなやり取りが楽しい山行も14時35分に終わりを迎えた。「今日はどうもありがとうございました」「楽しかったです」「また来てくださいよ、お待ちしています」、bergさんは帰路についた。

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5合目まで下るとガスは消えて

bergさんと別れたあと、私達はアポイ岳山麓周辺を歩き~偶然にもちょうど見頃のアポイゼキショウとホソバノエゾノコギリソウを見ることが出来た。花の名山アポイ岳、今度はいつ登る事になるのだろか・・・

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アポイゼキショウ
画像クリックでもう一枚

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ホソバノエゾノコギリソウ
画像クリックでもう一枚

コースタイムは参考になりませんので省略します。

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