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高曇りの空の下、クッキリとした輪郭で山々が鎮座していた。「うん、本当だ〜素晴らしいねぇ」目の前には狭薄山が大きく立ちはだかり、奥には漁岳、そして左に空沼岳である、遠くに漂う雲海は支笏湖周辺の山々を隠してはいたが、、、無意根山から連なる山々と奥には羊蹄山、さらにニセコアンヌプリが見えていた。
札幌市街方面へ視線を移せば、眼下にはあの特徴のある三等三角点「盤ノ沢」、藤野周辺の山々、そして藻岩山も・・・雲海の上にはうっすらと夕張や増毛山塊が浮かぶ。更に〜烏帽子岳、百松沢山、手稲山〜そしてさっぽろ湖と小天狗岳が確認出来た。

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左端に空沼岳、右端に狭薄山、奥に漁岳

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羊蹄山、手前に喜茂別岳、並河岳、中岳、無意根山と連なる山々、奥に小さくニセコアンヌプリ

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左奥に藻岩山と札幌市街、手前に三等三角点「盤ノ沢(893.6m)」、その右に焼山、豊見山

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烏帽子岳と百松沢山、奥に手稲山のシルエット  左端にさっぽろ湖と小天狗岳が見える

今回の山行で見た花々はどちらかと言うと低山系に咲くものがほとんどではあったが、私達にとってはいつもの山と変わらずに十分に花を楽しめた。以下は札幌岳で撮った残りの花々である。

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サンカヨウ(おばさん撮影)
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熟す前のサンカヨウの果実

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ノビネチドリ(白花)
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ノビネチドリの変わり花(おばさん撮影)

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コマガタケスグリ

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オオバタケシマラン

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クルマムグラ

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オククルマムグラ

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ヒロハテンナンショウ

静かな山頂だった、単独の男性が数名と二人組の男性、写真を撮ったり〜各々の場所で静かに寛いでいた。「静かだねぇ〜」私達は軽食を頬張りながら広がる展望に目を向けていた。
振り返ると〜まるで終演(下山開始)の幕を引くかのように、尻別岳と羊蹄山の前に雲が流れ始めた。私達は静かな山頂を後にした〜11時10分。

そんな静かな山も〜下山を始めると一変した。次から次へと登山者とすれ違う、山boys & girls、ご夫婦連れ、ファミリー等賑わいの登山道になったのである。小さな子供連れの家族が登って来た、「あとどれくらいですか?」と子供に聞かれてあわててGPSを見た。「距離にして700mくらいだよ」「ありがとうございます」、「もうすぐよっ」後ろから若いお母さんが笑顔で言う。

「やっぱりこの山は人気の山なんだねぇ」何となく安心して?下って行く。しゃがみ込み花々の写真を撮りなおしていると、大きなザックを背負った学生さんのグループが登って来た。冷水小屋までのピストンのようだ。引率していた方と咲く花々についての言葉を交わす。あちこちから聞こえて来る野鳥の囀りが心地良い。のんびりゆったりの下山だった。

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流れる雲が下山開始の幕を引く

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【 コ−スタイム(含休憩時間 】
登山口 07:25  林道交差地点 08:20-08:30  冷水小屋 09:10-09:20  山頂 10:40-11:10  冷水小屋 12:10-12:20  林道交差地点 13:00  登山口 13:55

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