5合目に到着すると、先行していた大勢の小学生を含む人達が休んでいた。「このまま進もう」私達は休む事無く馬の背に向かって歩き始めた。 「咲いてるよっ」すぐに足元のアポイタチツボスミレが目に飛び込んで来た。淡い紫色の花びらに白い距、側花弁に生えている毛が特徴である。そしてアポイアズマギクがちょうど咲き始めたところ・・・サマニユキワリも咲いていた。初々しい花々にカメラを向けていると〜次から次へと小学生が登って来た。「どうぞ〜」と先行してもらうのだが〜6合目を過ぎて視界が開けたところで休憩していた。又私達が先行することになる。結局馬の背までこんな状態が続いた。 「今日はスタートが遅くなったからね〜」いつもと違うペースに苦笑いしながら水分補給をする。「どうしよう、馬の背から幌満お花畑への連絡路に抜ける？」「う〜ん、まあもう少し状況を見てからだね」。登山道の混雑状況と天気の移り変わりを見ながら決めることにした。山頂は見えていて青空も広がって来てはいるものの、薄い雲の流れも速いようだ。

右奥に山頂を見ながら馬の背へ向かう

６合目から７合目への登り

アポイタチツボスミレ

咲き始めたアポイアズマギク

サマニユキワリ