急斜面をやっと登り終えると山頂尾根だ。「あっ、ここは覚えがあるわね」「うん、あっちから登って来たんだよ」、2009年12月〜ラッセルしながら登ったなつかしい記憶が蘇る。現在はそのルートの入口、採石場が通行禁止になっている。 尾根に出ると山頂まではもうひと登りだ、急斜面から解放された尾根上を進む。そう言えば登山口からここまで全く視界は開けない。ただそれ故に山頂に飛び出した時の展望に対する期待も大きい。午前8時35分、一気に山頂に立った〜初夏の日射しをいっぱいに受けて山頂標識が立っていた。駐車地点から1時間20分! |
山頂尾根へ出る |
焼山(豊平山)山頂 |
期待通りの大展望が目に飛び込んで来た。「お〜〜〜っ、やっぱり素晴らしい」私はそう叫びながら見回した。まだ残雪を抱いている無意根山、余市岳方面。そして支笏湖周辺の山々が広がる。 目の前には札幌岳がどっしりと鎮座し、その稜線が空沼岳へと続く(残念ながら狭薄山は手前の988mピークで遮られてしまう)〜ここはまさしく札幌近郊の山々の展望台だ。私は何度も何度もシャッターを押し続けた。 |
無意根山〜余市岳方面を望む |
支笏湖周辺の山々を望む 【恵庭岳、風不死岳、樽前岳、イチャンコッペ山、紋別岳等】 |
左に空沼岳、右に札幌岳 中央手前の988mピークの後ろに狭薄山がちょっとだけ見えるのだが・・・ |
札幌岳と無意根山 |
右手前に八剣山、その奥に烏帽子岳(手前に神威岳が重なる)、後方は定山渓天狗山、余市岳、白井岳等をズーム |
烏帽子岳、神威岳、百松沢山南峰、百松沢山をズーム |
無意根山をズーム |
ひと通り写真を撮り終えて、ほっとしながら軽食を頬張る。山頂滞在は20分、下山を開始した。急斜面をどんどん下って行く、落石に十分注意しながら・・・やがて登って来るnagaiさんと再会、山談義に話しが弾んだ。少しゆっくりとお話しが出来て本当に良かったと思う。このコースを紹介していただいたお礼を告げて別れた。 「お休み処」には補修を終えたベンチが完成していた。ザックを下して座ってみる、静かな森の息吹が伝わって来るような感覚だ。10時20分、駐車地点に到着。何となく名残惜しさを感じてそのまま車を小金湯方面へと走らせた、「焼山(豊平山)」が見えていた・・・ |
お休み処 |
完成したベンチ |
左手前が八剣山、右奥の尖った山が焼山(小金湯付近から撮影) |
コースタイム(含休憩時間) 駐車地点 07:15 お休み処 07:40-07:55 山頂 08:35-09:00 お休み処 09:40-10:00 駐車地点 10:20 * このコースは平成27年8月2日をもって登山禁止となりました。 |
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