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12時ちょうど、大沼山の山頂に立った。途中であきらめかけたものの先行トレースの合流に助けられて、尾根取り付きから3時間で登ることが出来た。上空にはやや雲が広がっているものの風はほとんど無く、ポカポカ陽気と言った印象であった。
くっきり青空、360度の大展望と言うわけにはいかなかったが、苦労して登っただけに充実感はいっぱいだ。私はザックからデジタル一眼を取り出して広がる展望をファインダーの中に取り込む。無意根山は雲がかかって見えないものの、定山渓天狗岳から烏帽子岳〜神威岳方面、そして無意根千尺高地方面の展望が広がる。

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大沼山山頂に立つ

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定山渓天狗岳、烏帽子岳、神威岳方面

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ちょっとズームで烏帽子岳、神威岳、その右には砥石山

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無意根千尺高地方面

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ちょっとズームで千尺高地方面

西側にカメラを向けた時、白く光っている山が見えた。恐らく本倶登山だろう。ズームしながらファインダーを覗くと左手前に大きな建物が見えた。何だろうか、あんなところにホテル? 帰宅してから地図を確認してみると〜「発電所建設中」と書いてある地点のようだ。とすると建設中の京極発電所の建物なのか?

「雲が切れて来たよ!」おばさんの声に目の前の無意根山に視線を向けた。山の輪郭が見えてきた、「うん、今日はこれだけ見れれば十分だね」私はそう言いながらシャッターを押した。

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西に見える本倶登山をズーム  左手前に見える建造物は何だろう?

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無意根山を包み込んでいた雲が上がって

山頂直下でシールを外して下山を開始した。登っている時に感じていた通りの〜滑りにはやっかいな雪質だった。急斜面の壁は避けて尾根を下って水平移動して登りのトレースに合流。875m南コル付近で昼食をとりながら休憩、登りのトレースを辿りながら学校尾根を下って行く。14時ちょうど、尾根取り付き地点へ到着。
「今年最後の山行としては結構ハードだったよね」「うん、ちょっときつかったけど〜山頂に立てたし、天気もまずまずだったし」「終わり良ければ〜で、あとは来年に期待だな」 そんな言葉を交わしながら大晦日の札幌市街に向かって車を走らせた。

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名残惜しみながら下山

コースタイム(含休憩時間)
尾根取付 09:00  標高790m 10:00  875m南コル 10:50  山頂 12:00-12:30  875m南コル 13:00  尾根取付 14:00

2008年1月5日の大沼山はこちらから (GPSトラック図あり)

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