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イワオヌプリの登山道まで戻って来ると、一気に賑わいが増す。上空も青空となり登って来る人達も笑顔である。私は再度イワオヌプリの斜面を見ながら下山して行く、、、途中で腰をおろして和やかな表情で斜面の紅葉を見ている単独の男性がいた。見るからに私よりは先輩であろう〜その人は、私が首からぶら下げているカメラを見て「良い写真が撮れましたか?」「はぁ、まずまずですね」と答えると、「何枚も何枚も〜たくさん写真を撮って行って下さい」と笑顔で話す。山を愛する気持ちがその表情から感じられた、私も笑顔をかえしてその場を離れた。
急な階段を下り、五色温泉の散策路に入ると〜〜〜もう紅葉見物の人達でいっぱいだ。日射しをいっぱい受けた周辺の紅葉は、明らかに朝とは違って輝いていた。12時35分、おばさんの待つ五色温泉駐車場へ到着である。

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五色温泉散策路からの紅葉

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ニセコアンヌプリを見上げて

イワオヌプリ周辺の紅葉散歩はちょっと期待外れではあったが、後半に青空が見えたことで「まずまずかな〜」と自分達を慰めながら、満車状態の駐車場を出て帰路についた。ほどなく携帯に着信があったが〜狭い道道を走行中だったためそのまま進み、しばらくして再度着信があった、途中で出会ったkさんからだった。「あれから、だめもとで鏡沼に行ったんです。これがまあ、素晴らしいです。これはオススメですよ」「ありがとうございます」私達は返事もそこそこにUターン、ちょうど空いていた1台の駐車スペースに車を入れ〜すぐに鏡沼に向かった。約1.6kmのほとんどなだらかな樹林帯の道である。途中で展望が開けるわけでも無い「早く、早く〜〜〜」「日射しが陰らないうちに〜〜〜」、途中でkさんとすれ違いお礼もそこそこに、鏡沼へ!

目の前が開けて、日射しをいっぱいに受けた鏡沼が目に飛び込んで来た。数名のくつろいでいる人達・・・沼周辺の鮮やかな彩り、微かな波に揺れる水面に映るグラデーション、まるで別天地だ。沼の周りを巡る木道、さらに奥へ続く道と〜その先の金色の輝き、、、水面に映る逆光のニセコアンヌプリ等・・・時がたつにつれて傾きかけた秋の日射しがその彩りを変えて行く。
早朝の鏡沼とは全く違った彩りだったに違いない。くつろいでいた人達が去ったあとも、私達は沼周辺を見つめていた。「やっと綺麗な紅葉に出会えたね〜〜〜」、私達はそんな光景に感謝しつつ〜再度帰路についた。

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鏡沼入口

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鏡沼へ


【スライドショー】 錦秋の鏡沼 (写真20枚)
    
コースタイム(含休憩時間)
五色温泉登山口 07:10  イワオヌプリ 08:50  -周辺紅葉散歩-  五色温泉登山口 12:35   *鏡沼【13:55-14:20 14:45-15:15】



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