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前紋別岳から山頂までは小さなコブは巻きながら進み、多少のアップダウンはあるものの見た目よりは近い。特にシラネアオイが咲く頃にはきっと疲れも忘れて山頂まで進むことが出来るだろう。

青空が広がる山頂に向かって一気に登りつめた、11時30分。駐車場を出発してから2時間40分だったが、この山のコースタイムとしてはあまり参考にはならない。写真を撮りながらののんびり登山だからである。

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9合目

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山頂手前のコブは巻いて

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山頂はまだこの奥に・・・

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青空に包まれた紋別岳山頂

山頂に立って最初に目に飛び込むのはやはり洞爺湖周辺の山々だろう。有珠山、昭和新山、ブルーの洞爺湖に浮かぶ中島、奥に羊蹄山とニセコ連峰、視線を移すと徳舜瞥山、ホロホロ山、オロフレ山や来場岳、意外な山容に見えるのが貫気別山と重なるように見える尻別岳とちょっと遠いが札幌近郊の無意根山である。

更に遠く霞んでいたのは・・・恵庭岳や漁岳、狭薄山や札幌岳などだろうか。もちろん眼下には噴火湾に沿った伊達市街が見えていた。

「久しぶりね、青空の下の山行は」「やっと本格的な夏山シーズンの始まりだな〜」、誰も居ない山頂でミネラルドリンクを飲み干しながら軽食を頬張る。

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洞爺湖方面の展望(手前に有珠山と昭和新山、洞爺湖に浮かぶ中島。奥に羊蹄山からニセコ連峰、昆布岳等)

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奥の左から徳舜瞥山、ホロホロ山、オロフレ山、来場岳など

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左奥に貫気別岳と尻別岳、右奥の白い山が無意根山である

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伊達市街を見下ろす

11時55分、下山を開始した。

前紋別岳から下り始めたところで、、、私の視線に飛び込んで来た野鳥!ちょうど木の枝にとまっている。「なんだ、あれっ」「あっ、カケスじゃない?カケスよ」おばさんはあわててカメラを向けた。ちょうど見下ろす感じである、「ギャアギャアー」カケスが鳴き声をあげながら飛んで行く。
「撮れたかい?」「なんとか・・・」望遠側200ミリのズームレンズではこれが限界の距離だったかもしれない。「最近ミヤマカケスを見かけ無いのよね〜」と何度も言っていたおばさんはカメラにおさめた画像を見ながらうれしそうだった。

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前紋別岳から7合目方面へ向かって下山中に・・・

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ミヤマカケス(おばさん撮影)

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あっ、飛んだ!!!(おばさん撮影)

13時50分、駐車場へ着いた。山頂から1時間55分である。「今年はこんなペースかな〜」そう思いながら車に乗り込んだ。

コースタイム(含む休憩時間、撮影時間)
駐車場 08:50  7合目 10:35-10:45  前紋別岳 11:10  山頂 11:30-11:55
前紋別岳 12:20  7合目 12:40-12:55 駐車場 13:50

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帰路に一望台にて撮影

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