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そんな私達の輪?に、あのクロツリバナを教えてくれた若者が加わった。タカネオミナエシ、キクバクワガタの変種でエゾミヤマクワガタ、大雪に咲くような大株では無いがそれがまた可愛いらしいエゾタカネスミレ!

そして今回の狙い目であったユウバリソウだが、、、もうほぼ終わっていたのである。わずかにまだ咲いていた株を見つけて撮影開始、しかし登山道に張られたロープからはちょっ遠い位置に咲いていた。おばさんが「望遠レンズ〜〜〜」と叫んでいたのはこれだった。「あれが咲いていますよ」kさんたちに教えていただく、、、そしておばさんも「ほらっあれなんかどう〜」kさんたちが双眼鏡で確認する。「うん、まだ蕾もありますね」、「こっちからだと逆光?」、「このあたりからじゃないか」
私はレンズを取り替えて三脚にカメラをセットする、ファインダーを覗いて位置を確認、息をとめてシャッターを押す。アングルを変えて〜〜〜何度もシャッターを押す。

タカネオミナエシ
タカネオミナエシ(おばさん撮影)

エゾミヤマクワガタ
エゾミヤマクワガタ(おばさん撮影)

エゾタカネスミレ
エゾタカネスミレ

ユウバリソウ
ユウバリソウ
ユウバリソウ

「山頂まで行きますか?私達はここまでにしますけど〜」少し離れて撮影していたbergさんに声をかけた。「う〜〜〜ん、どうしようかな、、、しばらく登っていないし〜やっぱり行ってきます」そう言うとbergさんは食糧と水分補給、「写真撮るのに夢中であまり食べて無いから」。本当にそうだった、咲く花々の撮影に夢中になってあまり休憩もとっていなかった。

「どのくらいかかるかなぁ〜」そう言いながら空身で山頂に向かって行った。kさんたちはまた途中で写真を撮るのか一足先に下山を開始した。登りで出会ったご夫婦が山頂から下りて来た、「お疲れさまでした、私達は今日はここまでです」「そうですか、またHP楽しみにしていますから」「ありがとうございます」「それでは」、この日の出会いが次々と別れにかわって行く。それが世の常ではあるのだが・・・

「あっ、もう下りてきたんじゃない」、、、bergさんはあっと言う間に戻ってきた。「それじゃあ下山開始しますか〜」「もうあまり撮るものは無いと思うけど」そう言いながら高原のお花畑に向かって下って行く。そしてもう終わりを迎えつつあったユウパリコザクラを撮り直し?、、、そして蛇紋岩崩壊地ではまた撮影しているkさんたちと再会!こんどは私達が先になって下って行く。

午前6時登山口を出発、、、そして下山は16時〜延々と10時間に及ぶ夕張岳花三昧の一日となったのである。

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前岳
前岳を見ながら下山
     
今回のコースタイムは参考になりませんので省略します。

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