「望遠レンズよぅ〜〜〜」おばさんは叫んでいた。私の視線はそんな声にすぐには反応せずに、吹き通し周辺のお花畑に目を向けていた。見事だった、、、ユウバリアズマギク、ミヤマオダマキ、エゾノハクサンイチゲ、遠くシナノキンバイの絨毯を見つけてカメラを向ける。咲く花々と白い残雪の彼方に芦別岳が聳える、、、 そんな光景をひと通りカメラにおさめて、私は腰をおろした。とにかく少し休みたかったし、水分と食糧を補給しておきたかった。次から次へと登って来る人達、そして早々と山頂から下りて来る人達、咲いている花々を見て歓声をあげる。 私もおばさんやbergさん、kさん達の中に入って写真を撮り始めた。ユウバリアズマギクがこんなに沢山、そしてこんなに綺麗に咲いていたのは初めて見た。エゾタカネツメクサ、そして数は少なかったもののナンブイヌナズナ、まだ咲き始めのヨツバシオガマ・・・まさしく百花繚乱の吹き通しで撮影三昧の時を過ごす。

遠くにシナノキンバイの絨毯をみつけてズーム

吹き通しから芦別岳を望む

ユウバリアズマギク

エゾタカネツメクサ

ナンブイヌナズナ

クモマユキノシタ

ヨツバシオガマ