山頂はハイマツに囲まれていて日高山脈方面はやや遮られるが、アポイ岳やえりも方面の光景はすっきりと望むことが出来る。ザックをおろし広がる光景をカメラにおさめてほっと一息。「皆で飲みましょう〜」kusaさんがザックからポットを取り出した。カップに抹茶葛湯が出来上がる、ゴクリと飲み干すと心地良い感触が喉越しに伝わり、体の芯から温まって来る。「おいし〜〜っ」「ポットを担いでくれたんですね、ありがとうございます」、kusaさんの心遣いにはいつも感謝するばかりである。 |
楽古岳と十勝岳 |
もう一度〜様似海岸線 |
えりも岬方面のシルエット(ルチシ山やオキシマップ山、豊似岳も見えている) |
東側の山々 |
11時ちょうど、山頂を後にした。アポイ岳へと続く稜線を目にしながら下って行く、この光景もなかなか雄大だ。そしてすぐに方向転換して下って行く、957mコブの彼方に見える日高山脈、そして楽古岳、十勝岳を見ながら下って行く。遮るものの無い大展望だ、私は先行するおばさん達に離れたり追いついたりしながら、この展望をファインダーの中に入れる。 1000mにも満たない山であるが、その広がる展望には圧倒される。 |
12時40分、登山口に降り立った。「お疲れさまでした〜」「素晴らしい展望でしたね」「風も弱くなってきましたね〜」「それではまた〜」、別れを告げて林道を下る。 様似町田代付近で道路脇に車を止めた、牧場の彼方にはピンネシリからアポイ岳へと続く山塊が美しく佇んでいた。 |
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