右に狩振岳、中央に双珠別岳、左奥に芽室岳
山頂から南側の展望はスッキリとしている。中央に双珠別岳、右に尖った狩振岳、そして左奥には剣山や芽室岳が見えていた。北側の展望は眼下に広大な十勝平野、そして彼方に十勝連峰からトムラウシ山、、、石狩連峰、ニペソツ山やウペペサンケ山、然別湖周辺の山々のシルエットが続く。 私は山頂の西側の木々に遮られた展望を確認したかった。「ちょっと行ってみようかな」見たかぎり笹藪を漕いでいけばある程度行けそうである。「行ってくれば〜〜〜」おばさんは水分補給しながら言った。 ちょっと笹藪に入ったが結構濃い状況である。右下にまだ残っている雪庇があった。「よし、あれだっ」と私は笹藪をかき分けて雪庇上に出た。北側の展望はスッキリと広がる。少し下って行ったがどうも木々をかわせそうにも無い。「駄目かぁ〜〜〜」あきらめて眼下に広がる光景にカメラを向けた。 足元の雪庇は延々と北東に伸びる尾根を下ってつながっている。「これなら一気に下れそうだけど・・・そのあとどうなるかだな」、私は山頂に戻った。 |
十勝平野の彼方に東大雪の山々のシルエット |
彼方に十勝連峰〜トムラウシ山 |
スームで |
11時40分、私達は下山を開始した。眼下の広大な十勝平野、前方に日勝峠周辺の山々を見ながら下って行く。もちろん足元に咲く花々に目を配ることも忘れない。下山は標高970m〜840m付近の間までつながっていた雪庇を利用した。雪の白と青空のコントラストを存分に感じながら一気に下って行く。 暑かった〜そして新緑がまぶしい〜〜いこいの水場の清らかな小沢の流れに冷たさを求めたくなる、夏山シーズン到来である。12時55分、登山口に到着した。 |
眼下に十勝平野を見ながら下山 |
前方に北日高の山々を見て |
コースタイム(含休憩時間) 登山口 08:35 白樺平 09:25 前峰 10;50 山頂 11:05-11:40 白樺平 12:25 登山口 12:55 |
登山ものがたりへ | HOME |