明石川渡渉地点、私の大好きなところである〜とにかく周辺の緑が綺麗なのだ。ザックをおろして休憩する、川のせせらぎに身をまかせるように佇む、至福のひとときが経過して行く。いつもでもこの場にいたい気持ちになってしまいそうだ。 【注:この川の源流はお鉢平の有毒温泉付近です、飲めません!】 おばさんが明石川を渡り始めた、その様子をカメラにおさめて私も続く。ちょっと登山靴を濡らす程度の渡渉を終えて、尾根に向かって少しの登りだ。 |
明石川へ |
明石川を渡渉 |
また沢に向かって下って行く〜北海沢である。小さな流れを渡って右岸沿いの登山道を進んで行く。明石川周辺同様に緑が美しい。タカネトウウチソウが揺れ〜遠くワタスゲが草原の緑に白を散りばめる。そして青空と雪渓の白〜見事なコントラストの中を進んで行く ちょうど北海岳に向かっての登りが始まる手前、左の沢からの清流が合流する地点がこの日の私達の山頂になった。10時30分 ゆったりと大休止だ、、、無風である、軽食を頬張り水分補給! こんな好天である、昔だったら?もっとアグレッシブに北海岳へ登ってお鉢平でも回っていただろう。 まだ体力的に余裕はあるが、それよりも今、この美しさを楽しみたい〜「綺麗ね〜」周辺の緑の美しさに見とれてしまう〜最近の私達はそんな楽しみ方が主流になりつつあった。 |
小さな沢を渡る |
タカネトウウチソウ(おばさん撮影) |
北海沢へ |
「誰かこっちに向かって来ているね」そんな人影と入れ替わるように、私達は黒岳石室に向かって戻り始めた。そして石室で休むことなくそのまま黒岳へと向かう。もう一度ウラシマツツジの紅葉を楽しみながら〜もう一度写真を撮り直し〜黒岳山頂の大勢の人影を見ながら登って行く。 「あれこれさんですよね〜いつも楽しませていただいてますよ!」途中で山頂から下って来た男性に声をかけられた。「あ、ありがとうございます、よろしくお願いします」と型通りの挨拶で済ませてしまった。声をかけられると励みにもなるし〜とてもうれしいのだが、そんな気持ちの表現がなかなか出来ない自分に苦笑する。 黒岳山頂、11時30分。大勢の人達がくつろいでいた、私達は休憩すること無くそのまま下って行く。マネキ岩の彼方にはクマネシリ山塊や石狩連峰、さらに遠くうっすらと阿寒の山々も見えていた。素晴らしい天気と展望、そして秋の気配を感じながらリフトに乗り込んだ。 |
黒岳石室と桂月岳 |
黒岳山頂へ向かう |
コースタイム(含休憩時間) 7合目登山口 07:15 黒岳 08:45-09:05 黒岳石室 09:35 北海沢 10:15-10:30 黒岳 11:30 7合目登山口 12:30 |
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