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11時ちょうど、狩場山山頂を後にした。ガスが切れ始めていた。イワイチョウの葉に覆われた斜面の奥に深い谷が見えてきた。「もうちょっと待てば晴れて来るのかも・・・」そんな期待を抱かせそうだが〜これだけ色々な花を楽しませてもらったのだから贅沢は言えない。展望はまた「いつか」の機会に残しておけば良い。誰も口にはしなかったがもう山頂を振り返ることはなかった。

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登りで尾根に飛び出しところに展望ポイントがあった。下りながらちょうどその地点に立った時にガスも切れた。「やったぞっ」とカメラを構えた。ファインダーの奥には狩場山周辺の大きな山容が飛び込んできた。南狩場山から狩場山方面、そして茂津多コースへと続く稜線に前山とその奥にはオコツナイ岳だろうか〜
さらに眼下を見下ろして「あっ」と息を飲んだ。そこにはどこまでも奥深く〜そして切れ落ちた崖状の須築川上流部があったのである。

狩場山方面
南狩場山から狩場山へ続く稜線、左のピークが山頂

茂津多コース
茂津多コースを連なる山々、奥はオコツナイ岳か!

須築川上流部
奥深い須築川上流部

大雪渓を慎重に下って行く。どうやら雲の下に出たようである。日差しを感じながら下って行く、、、どんどん下って登山道にクマの糞を見かけるようになり、やや草を被った登山道に「真駒内コース」に迷い込んだことを知った。分岐から約500mほど進んだ地点からのの登り返し、時間にして40分くらいのロスとなった。

遠くに見えて来た山々は、メップ岳、カスベ岳だろうか〜大平山はその山頂部がまだ雲に覆われているようである。やがて視界が遮られて樹林帯に入って行く。登った時に写した花々をもう一度確認しながら〜ゆっくりペースの下山が続く。14時35分登山口到着!狩場山、この時期にこれだけ多くの花々を楽しめた事に感謝しつつ、登山口を後にして千走川温泉へと向かった。

雪渓トラバース


中央にメップ岳、右がカスベ岳か

大平
左奥に大平山が・・・

下山
     
コースタイム(含休憩時間〜写真撮影に時間がかかっていてあまり参考になりません)

登山口 06:50  976m地点 07:50  1200m付近の雪渓(下部お花畑) 08:50  真駒内コース分岐(上部お花畑) 09:15  南狩場 10:05  狩場山 10:35-11:00  真駒内コース分岐〜真駒内コース〜真駒内コース分岐 12:00-12:40  登山口 14:35


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