12時5分、ついに稲穂嶺の山頂に立った。登り始めてから1時間50分、でも感覚的にはもっともっと時間がかかった気がしていた。重い雪のラッセルのせいだったのだろう。 風の弱い山頂に立つとすぐに銀山が確認出来た。尾根伝いに行く事が出来るのだが「やっぱり結構遠いねぇ」〜見た目は思っていたよりも遠い。そして銀山の右奥にちょっと霞んではいたが羊蹄山が見えていた。 |
右奥に羊蹄山 |
正面に銀山の反射板が見える |
この日の遠望は気温が上がっているせいかちょっと霞んでいた。東に余市岳、南にはニセコアンヌプリやワイスホルン、更に目国内岳、雷電山と続く。北側に目を転じると稲穂峠周辺の山々、そして登っている時から見えていた大黒山が美しい。 ひと通りカメラにおさめてから、ザックをおろし軽食を頬張りながらホットコーヒーを飲む。「助かったわよねぇ〜途中からのトレース」「あれが無かったらもっと時間がかかっていたし、途中で止めたかも」「いや、きっと登っていたわよっ、この天気ですもの・・・でも大丈夫かしら〜下りは・・・」。それは登っていた時から気がかりだった事だ。「まあ、ゆっくり安全運転で行けば大丈夫さ」、この重い雪では滑りは楽しむどころでは無いと思っていた。 |
余市岳方面 |
ニセコアンヌプリ、ワイスホルン方面 |
目国内岳、雷電山方面 |
稲穂峠周辺の山々 |
大黒山方面 |
12時35分、下山を開始した。おばさんが慎重に滑り始めた・・・「あれっ、、、曲がるよっ」「えっ???」私は耳を疑った。「そんな筈は無いと思うけど・・・おっ、、、軽いぞっ」、、、山頂付近だけかと思ったが直下の斜面も難なくこなせる。「なんだぁこりゃぁ〜〜〜凄い雪じゃないか」まさに重めのパウダーだったのか。私達は歓声をあげながら、そしてちょっと撮影タイムをとりながら、素晴らしい斜面を一気に滑り下りた。 山頂から25分、あっと言う間の下山だったが〜「いやぁ〜〜〜良い山だねぇ」「また来たいわねぇ」。駐車場に着いて間もなく、下りの列車が通過して行った。 |
コースタイム(含休憩時間) JR銀山駅 10:15 林道から尾根へ 10:55 送電線下 11:15 山頂 12:05-12:35 銀山駅 13:00 |
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