おばさんは先行するスノーシューのトレースを外れた。まっさらな白い雪面に自分のトレースを描いて行く。振り返ると青空の下に樹氷群がそそり立つ。 |
振り返ると眼下に広がる樹氷群がそそり立つ |
高度が上がってくるにつれて、白い雲が湧き上がって来た。「こりゃあ、山頂の展望はダメかもしれないなぁ」「余市岳は見えないかもね」「でもこれだけの光景に包まれているんだから〜これで十分じゃないの!!」私の声におばさんも頷いた。 湧きあがる雲と青い空、輝く樹氷の彼方には白井岳が見え、、、「これぞ、見えてるうちにぃ〜〜〜」とシャッターを押す。ザックの中にはデジイチを入れてはいるものの、さすがに登っている時にはそれを取り出す機会は無い。 |
樹氷の奥に白井岳が見えて |
輝く樹氷を手前に配して、眼下に小樽海岸が見えていた。さすがに遠く増毛や樺戸の山々は見えない。どうやらこの付近がちょうど青空の圏内に入っているようである。 さすがにちょっと風が強くなってきた。しかしこの山としては十分過ぎるほどおだやかと言える状況だった。 |
樹氷を手前に配して、小樽海岸を |
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