title
     
キスミレ1
エゾキスミレ(おばさん撮影)
その2
エゾキスミレ
その3

ヒダカイワザクラ
ヒダカイワザクラ

淡い色のヒダカイワザクラ
その3

その4
可愛いヒダカイワザクラ(おばさん撮影)

ガスに包まれながらアポイ岳に向かって戻り始めた。私達は足元に咲く花々の撮影に余念が無い。吉田岳までの往路では広がる光景をメインに撮影していたが、帰路はユックリと花を楽しみたかった。小さな可愛いヒダカイワザクラを見つけて歓声をあげ、岩場の上にエゾキスミレの塊を見つけてズーム撮影、、、、

一人の男性に声をかけられた、「インターネットですよね、、、」、「えっ?」、「北海道あれこれですよね、楽しませていただいてます」、「ありがとうございます、これからもよろしくお願いします」お礼を言ってすれ違う。なんとなく〜「見ていてくれるんだ、、、レポートは気を抜けないぞっ」、そんな気持ちになった。

アポイ岳山頂に戻ると〜小学校の先生と子供たちだろうか、明るい声が行き交っていた。「○○くん、頑張ったね」「せんせい〜ぼくも頑張ったよっ」、私達はそんな様子に微笑みながら山頂を後にした。アポイ岳の山頂直下、ダケカンバの林が切れると視界が広がる地点がある、吉田岳への稜線と奥にピンネシリが見えていた。「良い山だったなぁ〜吉田岳」そんな感慨にふけっていると、、、

「もう少しだよっ、ほら頑張れ」先生と子供たちがまだ登って来る。逆に子供たちに励まされながら登って来る先生〜「頑張れ〜先生」私もそう声をかけてあげたかった。

ガスに包まれながら

吉田

5合目から樹林帯に入った、帰路ものんびり写真撮影をしている私達。山頂で出会った子供たちが足早に下りて行く。「こんにちは〜」子供は元気だ。この子供たちと先生のグループを除くと〜この日は意外なほど登っている人達が少なかったような気がする。もちろん登っている時間帯やコースのせいもあるのだろうが〜

咲き始めた花々に包まれた静かな山行は、終わりを迎えようとしていた。エゾオオサクラソウがこの日を締めくくるように咲き誇っていた。15時50分駐車場へ到着〜出発してから8時間35分、距離13kmの行程だった。

end

コースタイム(含休憩)
駐車場 07:15  5合目 08:40-08:55  馬の背 09:25  幌満お花畑分岐 09:40  幌満お花畑 10:15-10:40  アポイ岳 11:05-11:10  吉田岳 11:50-12:20  アポイ岳 13:15  5合目 14:20-14:30  駐車場 15:50 

登山ものがたりへ HOME