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12時10分、十勝岳の山頂に立った。登山口から4時間40分、別にコースタイムにこだわる訳では無いが、3年前は4時間20分だった。この日の展望や紅葉の輝きからすると妥当なタイムなのかもしれない。早速山頂標識を見る、oriさんから掲示板で事前に情報をいただいていた新しくなった山頂標識だ。「記念写真を撮りましょうよっ」yamazさんの言葉に誘われて標識の前に集合!

山頂標識を見て
写真提供:yamazさん

記念写真

さすがに山頂に立つとちょっとした風でも寒くなって来る。風下に席を陣取ってザックを下ろした。「意外と少ないですね」誰からとも無くそんな言葉が出る。ちょっと西側には雲が流れているもののこの天気、この展望である。山頂はきっと大賑わいだろうと思っていた。「表大雪じゃないですか?きっと紅葉目当てで」そうかもしれない。今年の夏山シーズンはあまり天気に恵まれなかった。それがこの5連休で一気に挽回とばかり、おだやかな天気が続いていた。この時期の紅葉散策に向かった人が多いのだろう。

静かな山頂をゆっくりと楽しむ。美瑛岳からの縦走路に時々登山者の姿が見えて来る。
どっしりと鎮座する富良野岳の彼方には芦別岳、夕張岳が見えていた。火口からは噴煙が上がっている、眼下に見える望岳台からの登山道のトレースが美しい。もちろん境山と下ホロカメットク山も見えていた。



噴火口方面


眼下の登山道

眼下に望岳台からの登山道のトレース

美瑛岳
美瑛岳方面を見る

富良野岳
富良野岳方面を見る

境&下ホロ

境山と下ホロカメットク山

12時55分、下山を開始した。今度は振り返ること無く・・・前方に広がる展望を楽しみながら・・・

秋の日差しで紅葉が輝きを増していた、まさしく金色の輝きである。これは「錦繍の彩り」と言うべきか・・・などとちょっと気取った表現を思い浮かべながらファインダーを覗く。そしてその美しさに「わぁ〜〜〜」とため息をつくのだ。

16時15分、静かな山行を終えた私達はyamazさん達に別れを告げた。「ありがとうございました、本当に綺麗だったし、静かだったし、展望も最高だったし〜〜〜大満足です」「また次の機会に」「よろしくお願いします」「気をつけて〜」
清水町から高速に乗りトマムへ向かう、、、意外と渋滞や混雑もなく〜でも長旅の疲れをいっぱい背負いながら夜の札幌に着いた。

下山

錦繍1

錦繍2

コースタイム(含休憩時間)
登山口 07:30  雪田跡 09:50-10:05  十勝岳 12:10-12:55  雪田跡 14:15-14:38  登山口 16:15

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