樹林帯を抜けると〜山頂まで続く真白でゆるやかな大斜面が目に飛び込んで来る。尖った沙流岳を背景に〜〜〜右には無線中継所付近の山々を見ながらまっすぐに山頂を目指して進む。私は振り返った・・・薄い雲が次々と流れていたからである。「うん、これならまだ大丈夫だろう〜真っ黒な雲は見当たらないから、、、多分・・・」 |
沙流岳を背に・・・ |
無線中継所方面 |
そんな勢い良く流れる雲が〜より効果的なコントラストを描き出した。「うぅ〜〜〜、す、す、素晴らしいぃ〜〜〜これは、、、」私は声には出さずにファインダーを覗き込んでいた。 流れる雲に遮られる日差しは〜ちょうど光のシャワーを浴びせるかのように〜真白な斜面を駆け巡る。青空と白い斜面に描かれる直線的な光のコントラスト、そして薄い雲が飛び散って行く。「良いぞぅ〜〜〜」私の叫び声は聞こえていない、おばさんはそんな光景を楽しむように進んで行く。 |
山頂部がどんどん近付いて来る、雪化粧したハイマツや背の低い木々が輝いている。 さすがにここまで来ると風が強くなって来てすぐにフードを被った。雪面も所々カリカリである。私はもう一度振り返った、「大丈夫だなっ」ここで急に吹雪かれたらもう防ぎようは無い、視界不良になって方向を見失う恐れだってあるから〜〜〜 |
山頂部へ向かって |
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