際立って見えていたのは〜1839峰だった。ちょうど登りきって正面に見えるその山容は周囲を圧倒していた。ズームしてみると手前に深く刻まれた谷と、連なる鋭いf稜線が立ちはだかる。奥に一際高く雪化粧した1839峰が、、、私達には届かぬ山ゆえの美しさ、一切の妥協を許さない厳しさ、そして荘厳ささえ感じる。 |
1839峰、右にヤオロマップ岳〜左奥にコイカクシュサツナイ岳が見える |
ズームで |
視線を移すと遥かなるペテガリ岳が大きくどっしりとその存在感たっぷりに鎮座していて〜〜〜さらに中ノ岳からニシュオマナイ岳が・・・そしてあの急登に耐えた神威岳が〜〜〜さらには霞む南日高方面の山へと続くシルエット〜 ちょっと遠景ではあるが中日高から南日高へと連なる山々の展望台であることには違いない。 |
ペテガリ岳、左にルベツネ山 |
中ノ岳〜ニシュオマナイ岳〜神威岳 |
山頂は私達二人の貸切だった。ふっと我に返ってシャッターを押す手を休めてコーヒーを飲む。風は弱く小春日和と言っても過言では無い。「すごいねぇ〜〜〜」「やっぱり来て良かったわっ」・・・「また少しクッキリして来たんじゃない〜」そう言いながらまたカメラを持って立ちあがる。 「そろそろ下りようか〜」写真も撮り終え〜もう一度周囲の展望を確認した私達は下山を開始した、10時20分。前方にはペラリ山が見えていた、、、そこにはあの某姉妹が登っていたとは〜〜〜帰宅してから知ることになった。 |
前方にペラリ山を見ながら下山 |
2合目(展望台)まで下りた時に初めて登って来るパーティーに出会った。十数名の人達が休憩していた。「さっきホイッスルを吹いていましたね、熊でもいたんですか?」「いえ、こっちの存在を知らせただけですよ」そう答えながらすれ違う。確かにちょっと熊の気配が濃い山ではあった。以前林道でも熊の糞を見たし、今回の登山道でも熊の掘り返しのような跡を結構見かけた。 11時10分、登山道入口へ〜駐車場跡へ向かっている時に3人組みのかたとすれ違った。静かな長い林道も帰りだけなら結構楽しいものだ。やがて静内湖が見下ろしながら晩秋の路を歩いて行く、昨年と同じ光景だった。12時50分、林道ゲート前へ! |
静内湖 |
素晴らしい山行を終えて〜また車は牧場沿いの道を走る・・・「晩秋の紅葉とサラブレット」そんなシチュエーションもまた素晴らしい〜思わず車を止めてカメラを構えた。 |
コースタイム(含休憩時間) 林道分岐 08:00 登山道入口 08:22 6合目(稜線) 09:10 山頂 09:45−10:20 登山道入口 11:10 林道分岐 11:30 林道ゲート 12:50 |
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