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4合目を過ぎると、再び急な登りが始まる、稜線に向かってひたすら登って行くことになる。展望は木々に遮られているし、日差しもあまり届かない。特段話すこともなくて、、、無口に足元を見ながら進んで行く。時々木々の切れ間からちょっと遠い山並みが見えると「おぅ〜〜〜」と声をあげてシャッターチャンスを待つのだ。しかしなかなかその機会は訪れない、あっちが良ければこっち悪し〜〜〜みたいな。でもとりあえず見えてるうちにと写しておく。

四合目
4合目からいよいよ急登が続く

白い山並みが・・・
木々の間から白い山並みが・・・

ようやく前方に明るさを感じて来て稜線が近いことを知る。「もうすぐだよっ」そんな私の言葉が聞こえたのか〜おばさんの足並みは速くなった。9時10分〜稜線に飛び出した、登山道入口から50分ほどであった。三石町、静内町−境と書かれた標識がある。今は合併して新ひだか町になっているから、名残を惜しむ標識になるかもしれない。

「とりあえず、ちょっと休憩、休憩」上空を見上げながらはやる気持ちを抑えるように、ザックを下ろした。「ほんと途中まで車に乗せてもらって助かったね、一時間以上違うんだから・・・」「そう、山頂でもゆっくり出来るし、帰りはゆっくりと林道を楽しみながらだよっ」

稜線間近
稜線間近だ

六合目
6合目の稜線に飛び出す

山頂までの稜線歩きは楽しい、多少アップダウンはあるものの〜それほどキツイ登りはないし、笹と細いダケカンバに囲まれて日差しをいっぱい受けながら、、、整備された登山道を進んで行く。7合目、8合目、、、私はカメラを持っておばさんの後を追いながら・・・

七合目
日差しいっぱいの稜線を行く

八合目

そしてついに目指す山頂部が、、、笹を刈り分けた登山道がピークに向かって伸びていた。もうためらうことは無い、もちろん休憩もいらない、ただ稜線をひたすら登って行くだけだ。

だけど・・・ちょっと気になっていることがあった、それは細いダケカンバの間から見える山々だった。「きっとカムエクだよっ」「いや〜1839かも〜」そう言いながらカメラを構えるのだが〜イマイチ木々に遮られてしまう。「山頂に立ったら雲に遮られていたりなんかして〜」そんな不吉な?予想まで出て来る。「行っちゃおう〜〜〜」一気にピークへと進む。

山頂目指して
いよいよ目指す山頂が目の前に迫って来る

もう目の前

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