えりも岬方面へと目を向ける〜逆光ではあるが、、、青空の下に太平洋が白く光り〜幌満岳のシルエットの彼方にえりも岬が〜〜〜えりも町市街をズームしてみた。今年も何度も訪れた街〜そして海岸線の奥にはえりも岬が小さく見えていた。 |
えりも岬方面 |
えりも町市街と奥にえりも岬が |
10時15分、私達は下山を開始した。登山道は一旦アポイ岳を見ながら下りて行く、そして縦走路と合流地点でそんな光景に別れを告げ、ピンネシリの西斜面をトラバースして下って行く。前方には十勝岳と楽古岳がまた迫って来る。こんな光景を見ながら下って行くのだからたまらない。辛いハイマツ漕ぎをクリアした甲斐があったと言うものだ。「でもねぇ〜夏はねぇ〜これはきびしいよねぇ〜ダニが多いからねぇ〜」私はこの山は今時期に決めた。 |
アポイ岳を見ながら下山開始 |
十勝岳と楽古岳が前方に |
「ちょっと曇って来たわよっ」見る見るうちに上空には雲が広がり始めた。まだ山々は見えていたが輝きが段々と薄れてきた。「早目に登って良かったね」ハイマツ漕ぎもやはり下りは少し楽だった。テンポ良く下って行く、ハイマツにザックをつかまれながら〜〜足元の雪に足を取られながら〜〜〜「来年もまた来るぞ」そう誓いながら・・・ |
で、この後はサラブレットが出て来るか〜それともレポートは終わりなのか〜〜〜何故かまだレポートは続き〜〜そうそう、3週連続で昨年と同じ山に登っている。とすると、次は横山中岳?と思われるかもしれないが〜さすがにそれは無い。昨年見事な展望をゲットしていたから〜そして週間予報を見ても次の週末にはもう雪マークである。案外今回が今年の夏山シーズンの店じまい?になるのかもしれない。 で、追伸的報告であるが〜〜〜稜線を下りて樹林帯に入り〜のんびりと下って行く途中で、、、「あっ、静かに〜〜鳥だよっ、鳥」「えっ、何処?」「ほらっ、あそこに」指差す方向には見たことが無い大きな鳥が木の枝にとまっていた。私はおばさんが使っているコンパクトデジカメを首からぶら下げていた。一眼はザックに入れたままである、今から取り出すのは無理だ。静かに少し移動してデジカメのズームレバーを引く、夢中でシャッターを押した。その鳥はちょっとキョロキョロしながら枝を移動し始めた。何度もシャッターを押した〜〜〜その時、バサバサ〜〜〜大きな鳥は飛び去った。どうやらエゾライチョウらしい。 何かとても得したような気分で登山口に下り立った、12時05分。「あっ、すごいよ」おばさんが叫んだ、大きな木にいっぱい巻きついたツルウメモドキ〜こんな写真を撮るのも今年は最後になるだろう。 |
エゾライチョウ |
ツルウメモドキ |
コースタイム(含休憩時間) 登山口 07:10 稜線(830m付近) 08:25 山頂 09:40-10:15 稜線(830m付近) 11:10 登山口 12:05 |
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