「わぁ〜〜〜凄いぞ〜〜〜凄い展望だ」「やったね〜〜〜今日登って良かったねぇ」、、、「あれは楽古岳だね、広尾岳は・・・」「豊似岳よっ」、山頂からは遮るものの無い大展望が広がった。楽古岳、十勝岳〜広尾岳と連なる南日高の山々、目の前には1088mピークへと続く稜線が続き、右にあの豊似岳が聳える。 アポイ岳はちょうど影になって見えないが、ピンネシリは遠く見えていた。直線距離で17kmほどのえりも岬はちょうど逆光だった、岬を境にして西側は波打つ太平洋が日差しを受けて輝いている、東側にはおだやかな海面が広がっているようだ。 |
十勝岳〜楽古岳〜広尾岳方面 |
1088mピーク、右に豊似岳 |
中央奥にピンネシリ |
十勝岳、楽古岳、そして右端に広尾岳(ズーム撮影) |
十勝岳と楽古岳をもっとズームで〜 |
えりも岬をズーム |
とりあえず先発隊で記念写真を撮る、満足感いっぱいの表情だった。冷たい風を避けて山頂直下で昼食タイム、「来年はね、、、そうそう、、、あっちから登って、、、問題は林道状況?、、、車は誰が回すの?」そんな話しが尽きない。ogaさんたちも登ってきた、皆でもう一度山頂に立った。 12時45分〜下山を開始した。下りになると足元の雪はクッション代わりになって歩きやすい。滑るように下って行く、680m地点まで約35分〜ちょっと休憩して〜〜〜あの笹藪こぎも下りは楽であった、押し倒すようにして下りて行く。沼見峠の上空をゆっくりと舞う鳥、「オオワシですよ!」「もっとこっちへ〜」そんな願いを無視するかのように、大きく輪を描きながら去って行った。 私達の今年の夏山シーズンは終わりを告げた。 |
先発隊 |
680m地点を見下ろす |
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沼見峠からいにしえの猿留山道を下って行く、観音岳山行の心地よい余韻に浸りながら・・・と、おばさんが立ち止まって単独の男性と話しをしていた。「えっ、誰か登って来た?」近づくと縦走装備だ。なんと同じMLのhayasさんだった。猿留山道を踏破するついでに、明日は観音岳に登ると言う。「今晩は豊似湖付近にテント泊です」「そうですか〜お気をつけて〜」束の間の出会いだった。 |
コースタイム(含休憩時間) スタート地点(342m) 09:10 沼見峠 10:05 680m 10:55-11:20 830m 11:50 山頂 12:15-12:45 680m 13:20-13:35 沼見峠 13:50 342m 14:30 |
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