2000年6月10日(土)夕刻、 おっさんとおばさんは芦別岳登山口近くの山部自然公園駐車場にいました。 えっ、おっさんたちが芦別岳?と驚くかたも多々いるかと思いますが、でも事実なあーーんでっすよーーお! 登山口近く一帯は公園になっており、キャンプスペース(無料)もありました。静かな、静かな公園を隔てて、あの芦別岳山頂方面が夕日の中にそのきびしい山容を浮かべていました。 「うーーん!!ついにここまできたか・・・・」おっさんは覚悟の一言をつぶやいたのでした。 そうこうしているうちに、ML仲間の「チンタラ登山隊」yamas夫妻が到着、そして「我らのんびり登山隊」のnagaさんご夫妻、kusaさんとkomaさんが到着。 まずは再会を喜び、明日の山行に不安と期待を抱きながら、眠りについたのでした。 |
翌朝、帯広の健脚kubさんが到着して、全員集合。 午前5時22分登山口出発です。助走無しの登りから始まり、延々と樹林帯を進みました。途中見晴台からは十勝岳方面の山々が遠く雲にさえぎられながらも見えていました。 一服していると男性が二人やって来ました。地元の方で初めて登るそうです。 「このペースで今日帰って来れますかね?」と聞かれたおっさんは 「だ、だ、大丈夫だとはおもいますが、あははは!」と乾いた笑い声をあげたのでした。 結局このお二人は最後まで私たちの後を続く格好になったのです。 |
7時52分長い長い単調な登りを終え、鶯谷へ到着です。 休憩時間はいつものパターン、出るわ出るわごちそうのオンパレード(もちろん大福もちも)、しばらく休んで、いよいよ半面山を目指します。 さて、このあたりから草花たちがいろいろな顔で現れました。 今回のメンバーはなんと言っても花好きの集合体みたいなものでした。おっさんとしては「歩く花図鑑」を抱えながら登っているのと同じ、「これは?」「あれは?」と聞きまくり、でもなぜかだれも写真は撮りません。 草花の咲いている場所をしっかりと確認しているようでもあり、これからの山行に一抹の不安を感じているのか、そしてなんと言っても今回の最大目標である、ツクモグサに思いを馳せているのか。 さまざまな思いの山行は続きました。 |
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