金魚のひとりごと(勝利宣言編)


お正月も終りやっと静かな今日この頃だが、みなさんいかがお過ごしだろうか。きっと休みあけの体が少しずつ戻ってきたというところであろう。


さて、私は昨年の暮れからお正月にかけて、ひとつのカケにでた。例の餌の品質改善闘争に入ったのである。今までも何回か要求を試みたのだが、いっこうに改善されない。
そこでひとつの試みを展開した。それは、写真のように水槽の隅でジーっとして、食事に手をつけない、いわゆる「ハンガーストライキ」に入ったのである。「おっさん達」は最初の頃は「どこか具合でも悪いのだろう。餌をやらないほうがいいよ」などといって、1日ほど餌をくれなかった。私は腹がすいてどうしょうもなかったが、ここで折れては「金魚」がすたる!!とばかりに懸命にがまんした。「おっさん達」が出かけて留守の時は水槽の硝子をつついたり、砂石を口に含んだり、それはもう大変であった。


そして、さすがの「おばさん」も心配になり、「ちょっと”らんちゅう”をあげてみようか」と言ったのである!!!しめしめ、しーーーめ
と、その時水面からポロポロと”らんちゅう”が落ちてきたではないか。わたしはもう我慢がならなかった、餌に向かって大きな口を開け突進して行ったのである。
ああーーーこのなつかしい匂い、このまろやかな食感、濃い味わいの中にさっぱりとした舌触り「うまーーーーい」
ついに私は勝利した。”らんちゅう”を獲得したのである。それ以降現在までは、この餌が続いている。今年は正月そうそう良い事があったものだ。




「おっさん」は最近なにかいろいろとメールしているようだ。なんでも帯広の知人M氏からのメールで彼のインターネット環境を察知したらしく、「無駄な機器が多すぎる」などととんでもない「いいがかり」をつけて、その機器をくれ!!!とメールしているようなのだ。M氏はしぶしぶその要求に応じたようである。この狭い部屋にパソコンがもう一台ふえるのか。そんなスペースがあるのなら、私の水槽を大型にしてほしいものだ。
しかし、メールなるもの私もやってみたい。水槽から「マウス」をチョイチョイつついて、全国の金魚連合会へ情報発信したいものだ。金魚の生活改善のために決起できるのに!!!



    
1999.01.09 16:00