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旭岳へ(2290.3m)

2005年7月16日早朝、おっさんとおばさんは旭岳ロープウエイ駅に立っていました。今回は何と今年で4回目の来道、しかも3回目の大雪山行となる九州のyukuちゃんと特別ゲストのhayasさんがご一緒です。

しかしおっさんには不安があったわけであり、それは天気模様であり、自称晴れ女のyukuちゃんなのですが、過去2回の大雪山行は雨&雷雨&視界不良と散々な状態だったわけでぇ〜〜〜しかも最近の天気予報はクルクル変わる日替わりメニュー? 案の定、ロープウエイ駅から見上げる山頂方面は深い雲に包まれているようで・・・

6時の始発に乗車して6時20分、ロープウエイ姿見駅を出発です。

スタート

視界はもちろん不良〜〜〜でも足元に咲くエゾノツガザクラやチングルマを見ながら上機嫌のyukuちゃんなのです。今回は旭岳に登って裏旭に下り、間宮岳分岐から左回りでお鉢めぐり、黒岳石室にテント泊、翌日は北鎮岳に登って中岳温泉〜裾合平経由で姿見駅へ戻ると言う、展望とお花めぐりの山行予定だったのです。

今年は雪が多くて裾合平はまだ残雪の下とか・・・でも稜線上には変わらぬお花も咲いているようです。しかしまたまた視界不良の出発となったわけであり、「あれれっ、、、今年もかい、、、誰が晴れ女なんだい?」おっさんはちょっと不機嫌そうに呟くのでした。

いよいよ・・・

山中泊装備での旭岳の急登は予想通りに結構きつくて、、、でも元ワンゲル所属だったと言うhayasさんは「もう少し急なのかと思ったけど・・・」と余裕の状態だったようで〜〜〜6合目、・・・8合目〜〜〜

やがて風が強くなってきてますます無口になる一行だったわけであり、それにも増して息遣いは荒くなるわけでありぃ、、、「いったいこりゃあどうなるの???」おっさんはそう思いながら先頭に立ち、ゆっくりと山頂に向かって歩を進めて行ったのでした。

急登

「もう少しだよっ、」おっさんが叫びます、「そうですね、もうすぐですよね」地図を見ながらhayasさんも頷き、yukuちゃんも何とか後に続くわけでありぃ・・・8時25分旭岳の山頂に立ったのでした。「北海道最高峰だからね」そんな言葉もかき消されるような濃いガスに包まれながら記念写真を撮ったのでした。

記念写真

さすがにこの頃になると全員レインウエアを来ていました。雨は降っていないのですが、強くて冷たい風がどんどんと熱を奪って行きますから・・・山頂で20分ほど休憩しました。次から次へと登って来る人達が続いています。おっさんはコンパスを切り直して旭岳東斜面を下り始めました。ガスで視界不良ですから方向には十分注意が必要です(今回は一応GPSも持参していました)。

どんどんと下って行くと足元には雪が、、、こうなるともうコースの目安など無く方向感覚もあいまいとなってきて、、、とにかく目をこらして微かな踏み跡辿ることになり、おまけに急斜面でありぃ〜〜〜雪の上を歩くのは慣れていないyukuちゃんにとってはおっかなびっくりの歩みとなるわけで・・・

雪渓を下る

幸い柔らかい雪でステップもある程度ついていましたので、しっかりと刻みながら下りて行くと大丈夫のようです。「ここはちょっと凍っているよ、、、こっちの方が歩き易いよ、、、ここはちょっと注意!!!」そんな叫び声をあげながら進むおっさん! 

怖いよっ

と突然、「あれっ、明るくなって来たよ、、、ほら見えてきたんじゃない」おばさんの叫び声に目を凝らすと、微かな山容が感じられるようになり、やがて眼下に裏旭のキャンプ指定地が見えてきて「おおおっっ、見えてきたぞぉ〜〜〜」「やったぁ〜〜〜」

裏旭キャンプ指定地
裏旭キャンプ指定地

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