三角山からは眼下に札幌市街や硬石山、そして焼山等の藤野周辺の山々、遠く紋別岳やイチャンコッペ山が霞んで見えていました。天気が良ければ恵庭岳や空沼岳等も見えるようです。

さて三角山で休憩した二人はいよいよ砥石山へ向って進み始めました。前方には山頂手前のコブが立ちはだかるように見えています。「えっ、まだあそこまで登るの？」と言う感じになりますが、おおよそ３０分の行程ですから見た目よりは近い？のかもしれません。

コルに向って急な斜面を一気に下りて行きました。三角山を巻いたコースと合流して更に進んで行くと、やがて針葉樹林帯となります。

前方には山頂手前のコブが見える

三角山から急斜面を下る

更に進むと視界が開けて笹に覆われたコルとなります。さあ、残すは山頂へ向けての登りです。「このあたりは結構雪が残っていたような気がするねぇ」おっさんは６年前の５月に登った微かな記憶を呼び起こしながら歩を進めるのでした。

三角山から見えていたコブへは、右側へ大きく回りこみながら登って行きます。山行後半の辛い登りですが標高差にして１００ｍ強ですから、我慢のしどころです。振りかえると紅葉した三角山と、奥には藻岩山も見えていました。

笹に覆われたコル

右から回りこむように登る