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残雪のシーズンに登ろうと決めていた新冠町の笹山、無線中継所がありその保守道路もあるのだが、登山道は山頂から北西に伸びる尾根上につけられている。「この時期ならきっと木々の葉も笹もうるさくないから、天気さえ良ければ大展望だと思うよ」

2006年4月29日、全道的に晴れマークの予報を信じて新冠町へ、泉地区から岩清水〜新冠ダムへ向かう道路は舗装が切れた地点のゲートが閉じていて、冬期間通行止めとなっていた。路肩に車を寄せて準備をしていると、どんどん車が来てゲートを開けて入って行く、どうやらカギを持っているようだ。

午前8時20分、トコトコと道路を歩き出す。天気は良いし道路の両側には無造作にアズマイチゲやエゾエンゴサクが咲いていてうれしい。20分ほど歩いてオニシベツ林道へ入る、ここもゲートが閉じられている。ここから登山口までは約1.6kmほど、広い林道は途中の分岐を右へ行けば間違うことはない。

ゲート1
冬期間通行止め(ここからスタート)

右へ〜〜
右のオニシベツ林道へ

オニシベツ林道ゲート
林道ゲート

    

林道分岐
途中の分岐は右へ

    

9時12分、笹山登山道と書かれた標識を見る。そう言えばこの登山道で見た標識はこれだけだった。天気は良いし風も無く、汗が噴き出す。「そろそろ水分補給の心配をしないといけない時期になったんだね」と言いながらミネラル飲料を飲み干す。

ここからがいよいよ登山道となるのだが、作業道跡らしい登りから始まる。それにしても周囲には心地よい香りが漂う、一面に咲くエゾエンゴサクのようだ。フクジュソウやアズマイチゲ、ザゼンソウがカラフルに斜面を彩る。「春だねぇ〜〜〜」「ほんと、良い香り〜」

登山口
やっと登山口

    

春山ムード


    

エゾエンゴサク
エゾエンゴサク

フクジュソウ
フクジュソウ

アズマイチゲ
アズマイチゲ

ザゼンソウ
ザゼンソウ

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