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樹林帯を進んで行くと見覚えのある細い白樺の木々が密集した地点になった。なだらかだから帰りの滑りでもさほど苦にはならない。ここを過ぎると前方に疎林の斜面が広がる。帰路ではここを一気に滑り降りて林間ルートを楽しむことになる。おばさんは軽いラッセルを楽しむかのようにどんどん登って行く。私は時々後ろから「左により過ぎだよっ、、、沢側を意識して進んで〜〜〜」などと声をかける、、、

白樺林
白樺林の中へ

登り1
疎林の斜面を登って

登り2

風は弱いのだが青空は前方に少しだけ・・・やはり青空を背景に入れて写すと雪山の美しさが伝わる。ちょっとアングルを下げて見上げるようにカメラを構えてみる。もっと気温が下がっていれば凍てつく木々が一際美しいのだが、、、私はそんな贅沢な光景を望んでいた。それでいて昨年は霧に包まれた幻想的な光景を楽しんでいたのだが・・・

青空が・・・

山頂へ向かう
もうすぐ山頂

スタートしてから2時間15分、小喜茂別岳の山頂に立った。昨年のラッセル付きと比べると30分も早い。冬山ではその時々の状況によってコースタイムが大幅に変わるのだから注意が必要である。残念ながら山頂からの展望はイマイチ、雲に包まれた喜茂別岳がうっすらと見える程度だった。他の山々もほとんど霞んでいて・・・記念写真をとり、ホットコーヒーを飲み干していよいよ下山開始だ。

軽い雪を蹴散らしながら?林間ルートに入る、、、右に左に木々の間をすり抜けて行くのもまた楽しい。そして白い緩斜面を一気に滑り降りて大原女の台地へ!

記念写真

滑り

林道への急斜面は慎重に下った。新雪の下は固い雪、そしてまだ雪が少ないために凹凸が多い。スピードが出ると弾き飛ばされて木に激突だってありうる。斜滑降、キックターン、そして横滑りで林道まで降りてホッとする。あとはほぼ平坦な林道をへて15分ほどで出発地点へと戻った。急に雪が降り出した。

林道から急斜面を登って尾根へ、白い緩斜面を登り、林間ルートで山頂に立つ。そんな変化に富んだこのルートは私達のお気に入りでもある。2006年の登り納めも無事終了、、、あとは明日の(元旦)登り始めを待つだけとなった。「一年の計は元旦にあり!」

横滑り
慎重に横滑りで

林道
林道を一直線

コースタイム(含休憩時間) 登り 2時間15分 下り45分


昨年登ったGPSトラック図はこちら

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