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山頂では少し風が吹いていたものの寒くは無い。ハイマツとの格闘で汚れた軍手を取り替えてホッとひと息。お湯を沸かした、最近私達の定番になりつつある「カップシチュー」、お湯を入れて3分間で出来上がり。パンを食べながら残りのお湯でコーヒーを〜〜〜もちろん誰も登っては来ない、静かな山頂だった。

展望は、、、眼下の様似海岸、そして逆光の幌満岳、、、日高山脈は、やはりまだ雲に覆われていた。しかしちょっと期待を抱かせる上空の青空!「少し見えて来たんじゃない!」「そうだね、少しゆっくりしようか」

様似の海岸だ
様似の海岸線

幌満岳
逆光の幌満岳

日高の山々が・・・
日高山脈は雲に隠れていたのだが・・・

山頂で約1時間、「そろそろかなぁ〜〜〜段々晴れてきてるんだけど、、、下山しながら見られるんだから」「そうね」私達は下山を開始した。前方にアポイ岳と手前に重なるように吉田岳が見えていた。すぐに縦走路と合流して方向を変え957mコブを見る。日高山脈が大きく広がるのだが・・・まだまだ雲が・・・

下山開始
下山開始(アポイ岳、重なるように吉田岳が・・・)

957mコブ
前方に日高山脈を見ながら下山

957mコブをハイマツが包みこむように覆っている。登りで苦労したハイマツとの闘いがまた続くのだが、帰路は登りほど辛くは無かった。コブを巻いてまた大きく展望が広がった。間違い無く青空が広がり始めている「もう少しだぞっ、、、きっと見えるぞっ」「晴れろぅ〜〜〜光れぇ〜〜〜」私達はそう叫びながら稜線を歩いた。

楽古岳が、、、十勝岳が、、、少しづつその姿を見せ始めた。そのたびに立ち止まりカメラを構えた。「ほらっ、光ったよぅ」おばさんが叫んだ!

ハイマツとの格闘
957mコブを見ながら

グンと視界が広がる
日高山脈の大展望が広がる

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