急な斜面をジグザグと登る

細い尾根上を歩くようになると、木々の間からは視界が開けてきて「えっ!」と叫ぶわけであり、それは予想外の光景となっていたわけであり、、、うっすらと煙るような白い雲が遠望を覆いつくし、手前に霞む美羅尾山が見えるだけであって・・・
「あんなに晴れていたのにぃ〜〜〜こりゃあ駄目かもしれんぞぅ」おっさんは不機嫌そうに呟き、おばさんは伏目がちに進むわけで!

尾根を行く
細い尾根へ出て

美羅尾山
美羅尾山が見えるのだが・・・

登山道はそのまま尾根上を進まずに、南側の急な斜面を小さくジグを切りながら除々に高度を上げて行きます。「ほんと、足元に優しいよね〜〜〜この山が札幌近郊にあったらきっと大賑わいだよ」おっさんはそう呟きながら歩を進めたのでした。

急な斜面を
急な笹斜面を刈り分けた道が続く

ジグザグと
ジグザグと・・・

大きく方向を転換するとそこには一気に展望が広がりそうで、、、おっさんはおばさんの後ろ姿を見ながら「どうだ、、、どうなの、、、見えるかい?、、、見えないのっ・・・」と、か細い声をあげるのですが、「あぁ〜〜〜」おばさんの落胆のため息がもれるわけでありぃ〜〜〜

双岳台からクッキリと見えていた雄阿寒岳は、うっすらとそのシルエットを確認出来るだけの光景となっていてぇ!「くっそぅ〜〜〜」おっさんは悔しさのあまり無造作にシャッターを押すのでした。

何が見えるぅ?〜〜

あっりゃぁ・・・
うっすらと雄阿寒岳が・・・

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