大展望を手にして、音江山を後にする

   

二人は音江山山頂に戻りました。目の前に音江連山が広がります。左端に沖里河山、右端にイルムケップ山、どちらもあまり特徴の無い山容で、かえって中央に見える白いピーク(無名山と呼ぶらしい)がとても立派に見えるのでした。
そして何と言っても美しく輝いていたのが、音江連山の彼方に聳える旭岳から十勝連峰へと続く山並みでした。こんなに一度に(一連に)見る事が出来たのは初めてでした。

沖里河山〜イルムケップ
沖里河山(左端)から無名山(中央の白いピーク)、イルムケップ山(右端)へと続く山並み(パノラマ)

ズームだ
旭岳(左)〜十勝連峰をズーム

下はズーム撮影の写真ですが、真っ白い山肌と日陰のコントラストが際立って見えて、オプタテシケ山や十勝岳、旭岳は肉眼でもハッキリと確認することが出来ました。

無名山の左にかかる雲がなかなかとれない、「ううっ、あれが無ければ完璧なのにぃ〜〜〜北大雪だって見えるかもしれない〜〜〜もうちょっと待ってみようか」「あっ、見えて来たよっ」、、、ゴクリとホットコーヒーを飲み干す、、、風も弱く寒さもほとんど感じない、、、「う〜〜ん、もう少し、、、あぁ〜〜駄目だぁ、、、まあこれだけ見えたんだから良しとしようか、天気が良くてもなかなかこれだけは見えないだろうからね!」

十勝連峰
十勝連峰(ズーム)

表大雪
旭岳(左)〜忠別岳〜トムラウシ山(ズーム)

11時35分、下山を開始しました。山頂直下はウィンドパック気味の重めの雪、慎重に疎林帯に入ると、「ヤッホ〜〜〜」と叫ぶパウダーが、、、尾根からの下りの急斜面も登りのトレースをめがけて滑り降りる、比較的木々の少ない斜面を右へ左へ〜〜〜あっと言う間に、、、「スノーブリッジだよっ、、、」「えっ??もうぅ??」

12時20分、スタート地点に戻りました。すっかり満足しながら深川ICへ向かいました、振り返ると音江山が見えていて・・・「一枚写すから」おっさんは車を下りてシャッターを押したのでした。

音江山
音江山

コースタイム(含休憩時間)

スタート地点 08:15  スノーブリッジ 09:10  尾根 10:05  山頂 10:50
山頂 11:35  スタート地点 12:20  【登り2時間35分 下り 45分】

    音江山GPSトラック図


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