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【夕日の沢ルート】

2006年新春の登り始めも、奥手稲山の家へ! koyaさん、あのQさん、kasumiさん、お恵さん、そして私達の総勢6名は午前9時30分春香小屋前を出発した。ゲート横から林道に入り、500mほど先の二股から夕日の沢(奥手稲の沢川)へと進む。

「今日の撮影はおっさままかせですから」koyaさんはちょっと残念そうに言った。何と用意していた撮影機材を忘れて来たのだ。「えっ??じゃあ華麗な滑りを撮ってもらいないわけ?」一行はkoyaさんのページのビデオコーナーの餌食から逃れた安心感?から笑いながら叫んでいた。

曇り空、今にも雪が降りだしそうだが風は弱い。送電線下を通過して間もなく、先行している人達のトレースが別れてそのひとつは北側の尾根に向かっていた。「何処へ向かったんだろうね? 春香山? でもまあこっちにもしっかりとトレースが残っているし・・・助かるよねぇ、これなら順調に小屋まで辿りつけそうだ」私達は林道の先に続いているトレースを見ながら微笑んでいた。

春香小屋
春香小屋前を出発

林道を
林道を行く

「その先でちょっと休みましょうか」、久々の小屋泊装備はやはり結構堪える。ザックをおろしてミネラル飲料を飲む。kasumiさんから熱いお茶をいただく、喉もとから落ちて行くホットな感覚に「おいしいぃ〜〜」と叫んでしまう。
スタートしてから1時間半、いつしか林道から離れてスノーブリッジを渡りながら沢の右へ左へと進み始めた。あのQさんが先頭を進む、進路を阻む倒木をちょっと苦労しながらかわすのだが、木の枝に払われて転倒者発生! あのQさんは「責任とってトップ交代」と叫んであっさりと先頭をkoyaさんに譲った。

沢1

沢2

沢は概ね閉じていたが、まだちょっと脆そうなスノーブリッジもあり、一人づつ慎重に通過する。「ゆっくりね」先頭を行くkoyaさんは女性陣が渡りきるのを見届けて、すぐに先を進む。あのQさんと私は眼中に無いようだ。
やがて、先行しているトレースは984mピークから北へ伸びる尾根へ向かって徐々に登り始める。すぐに木に打ちつけられた「トラバリコース 上り口」の案内板を見る。この頃から風が強くなってきて、雪も降り始めた。時間はまだタップリとある、ひと休みしながら地図を見る。「まあここまで来れば残りひと息だね!」、「小屋まで約400m」あのQさんはGPSを見ながら叫んだ。

沢3

沢4

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