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2005年1月13日、おっさんとおばさんは国道453号線を支笏湖に向かって車を走らせていました。冬季間は閉鎖となるオコタンペ湖方面への道道のゲート前に駐車!「おっ、トレースあるよっ」おっさんはニヤリとしながら、車の周辺を少し除雪もして装備をチェック、準備万端整ったときに、、、

車が2台到着!「すみませ〜〜ん、これから除雪するんですよ、ここに止められると困るんですが」「えっ???この道を除雪するんですか?」「そうなんです」、、、うぅ〜〜〜なんでここを除雪するんじゃ〜〜〜

って事で、100mほど戻った除雪してある路肩スペースに駐車、午前8時50分、ブルドーザーの音を尻目に出発したのでした。曇り空ながら無風です、時々薄日も感じられました。淡々とトレースに沿って進んで行きます。今回目指すは通称オコタンペ山、三等三角点のある968mのピークです。

当初は道路を800mほど進んだ地点から少し沢に降りて、尾根の末端から登って行こうと思っていたのですが、予想以上に沢は深くて尾根もブッシュが濃いようで、、、「道路から直接登るしかないなぁ〜〜」と思いながら更に進んで行きました。結局ゲートから約1.5km地点で先行(前日のものかな?)トレースに沿って尾根に取りつくことにしました。

スタコラ・・・
冬季間通行止めの道を行く
尾根取りつき
尾根取りつき個所

   
見上げる斜面はかなりの斜度であり、そんなところをボーダのツボと思われるトレースが小刻みにジグを切りながら続いていて、、、「こりゃあちょっとシンドイぜぃ〜〜〜」おっさんはそう言いながら少し登った地点でハンドテスト、雪質は安定しているようです。
キツイゾ 1

キツイゾ 2

テストしてみよう・・
ハンドテスト

おばさんは「私が先に行く」と率先して登って行きました。急斜面で小さくターンを繰り返す「そうそう、そこでスキーを〜〜〜」おっさんが後ろから小うるさく叫びます。おばさんは聞こえているのか、聞こえて無いのか、黙々と登って行きます。「交代〜〜〜」ついにおばさんが叫びました。

おっほぉ〜〜〜きついのだ
尾根への急斜面をジグザグと・・・

急斜面を一人ずつ離れながら徐々に高度を上げて行きました。と、と、突然!「あっれぇ〜〜〜消えたぁ〜〜〜」おっさんが大声で叫びました。続いていた先行トレースが途中で消えて、、、あぁ〜〜〜ボーダーの滑り降りた跡がぁ〜〜〜「しょうがいなぁ〜〜〜最後まで登ってくれれば良いのに」おっさんは落胆しながら呟きました。

さあ、いよいよラッセルが始まりました。尾根へ向かってもう少し、「ふぅ〜〜〜」と振り返ったおっさんの目にボーーと浮かんだ光景は「おおおっ、、、あれはぁ〜〜〜え、え、え、恵庭岳だぁ、、、神々しいぃ」「うっわぁ〜〜〜」二人の叫び声が周囲に響いたのでした。

おややっ
神々しい輝きの恵庭岳

ぐわ〜〜〜ん!

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