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大平山、過去3回登っていたが不思議と好天ばかり・・・相性?の良い山だった。しかしこの山の好天はイコール「暑さ」との闘いともなるのだから、決して侮れない。いや侮れないと言うよりもとにかくキツイ山である。

今回は遠路から帯広のyamazさんakamさん、えりもからkomaさん、そしてkoyaさんも含め総勢?6名の山行だった。昨年から一緒に登りましょうと約束していた山だったし、厳しい山行とはなるのだが日高や道東、大雪の山々とは一味違った雰囲気と花々を楽しんで欲しいと言う気持ちもあった。

2007年6月24日午前5時50分、登山口を出発である。2年前に来た時にはトンネルの中を歩いて来たのだが、今は登山口のすぐ手前まで車で入ることが出来て、広い駐車スペースもある。入山届に記入していよいよ奥深い山へ一歩踏み出した。歩き始めてほどなく、傾斜が増して来てこの山のワイルドな雰囲気を知ることになる、草木に包まれた沢地形をどんどんと山の懐に入って行くと言ったイメージである。ここはただ我慢して登って行くしかない。

登山口
登山口

深いよぅ

やっと沢地形を抜けると歩き易い登山道となり、今度はジグザグと高度を上げて行く。この付近からお花が少しづつ見え隠れし始めるので、ペースもゆったりとして来る。今回の目的はピークでは無い、この山に咲く花々に触れること、そしてカメラにおさめること!珍しい花、貴重な花、大群落・・・となるともうその場に止まってしまう。だから今回のコースタイムは全く参考にはならないだろう。ギンリョウソウやジンヨウイチヤクソウに歓声をあげながらカメラを向けた。

のりちん行く

ギンちゃん
ギンリョウソウ

イチヤク
ジンヨウイチヤクソウ

7時20分、標高約650m付近で樹林帯を抜けて一気に視界が開けた。「わぁ〜〜〜雲海よ」おばさんが叫ぶ。「これはきっと晴れて来るぞっ」私にはそんな予感がした。草付きの急斜面の登りが始まった。「綺麗だねぇ!」斜面を彩るタニウツギがまさに満開だった、ちょうど旬であった。

ここからおばさんはkomaさんと一緒に写真撮影を楽しむことにしていた、二人は山頂までは行かない。私は他の人達を案内しながら花々を楽しもうと思っていた。もちろん山頂は二の次だったが、初めてこの山に登るyamazさんとakamさんには山頂に立って欲しかった。相変わらず滑りやすい登山道である。ところどころに補助ロープが垂れ下がっている。

急斜面を
草付きの急斜面を登って行く

タニウツギ
タニウツギ

ガマズミ
ガマズミ


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