「西昆布岳?」おっさんはそう呟きながら地図を眺めていました。それは昆布岳の南西に位置する三等三角点804.1mのピーク「きっと昆布岳が迫って見えるんじゃないかな・・・で、で、この稜線を更に進んで944mまで行くと、昆布岳はすぐ目の前だし、、、羊蹄山が一段と大きく見えて、おっとニセコ連峰までズラリじゃないの・・・行く、行く、行くぞおぉ〜〜〜」おっさんは地図を握り締めながらすっくと立ち上がったのでした。 |
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広くなだらかな雪面を陽射しが陰影と言うコントラストを描きながら走り抜けます。それは輝く白であり、薄いグレーであり、淡いブルーであり、、、振り返ると輝く噴火湾が思っていたよりも近く(そう、ここは豊浦町なのですね)、、、小高い地点に立つ洞爺湖のホテルが一際大きく見えて・・・「おぉ〜〜〜こんな光景なのかぁ〜〜」おっさんは感心しながらシャッターを押すわけでぇ〜〜〜 |
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やがて少しずつ傾斜も増してきて、前方に木々が立ちはだかりました。「このあたりから尾根取りつきって感じだね、見た目よりも木々は混んでいないようだよ」、この日は言わば偵察山行、しっかりとトレースをつけながら地形の事前チェックをする二人だったのです。 |
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