今年のＧＷは道南へ花散策に出かけようと決めていた。でもせっかく行くんだから元山〜笹山にも登ることにした、運が良ければお目当ての花に出会えるかもしれないし・・・

２００６年５月３日早朝に札幌を出発、八雲町落部から道道６７号で厚沢部町へ、さらに国道２２７〜２２８号を経て江差町に入り中歌町の信号から豊部内川沿いの道路を進み、サダサ川沿いの林道を通って登山口に到着する。

午前８時３３分、陽射しがまぶしい元山登山口を出発した。５０ｍくらい離れたところには笹山登山口がある。今回は元山登山口から元山に登り〜笹山〜八幡岳と歩いて、その後笹山へ戻り参道コースを下山して笹山登山口へ！グルリと回る予定であった。

元山登山口の標識を見ながら進むとすぐに階段を登り樹林の中へと入って行く。登山道脇の花々に目をむける、ナニワズやカタクリ、キクザキイチゲが咲いていた。「スミレはまだ葉だけよね〜〜〜」おばさんはちょっと残念そうに呟く。風は無く汗が滴り落ちる、もうすっかり夏山モードである。

登るにつれて傾斜がゆるみ、やがて登山道を残雪が覆いはじめた。まだ時間が早いせいもあり、雪面は結構硬い、ちょっと注意しながら慎重に進んだ。

登山口から約３０分で稜線の分岐に出た、標識を見ながらまずは元山へと向かう。少し進むと見上げる高さの元山が見えてきた。「あれねっ、山頂は」おばさんはその高さを確認するように叫んだ。

稜線上の分岐

前方に元山が見えて来る