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小屋の窓からまだ暗い外を見ると、お月様そしてお星さまがぁ〜〜、、、
「あぁぁ〜〜期待できるぞぉぉーーー」おっさんはそっとつぶやいていました。

おばさんが静かにyamaonさんを起こします、kamiさんもシュラフから抜けでました。寝ぼけマナコで軽食をすませ、早速身支度、、、小屋の外へ、、、

静かです、風は全くありません。

下界にはうっすらと雲が流れ、上空には月が輝き、星がまたたき、、、

ほんのりとした明かりが照らす登山道を歩き始めた一行だったのでした。外輪山へ出ると、それは確信に変わりました、「きっと雲海、そしてご来光が、、、」


シルエット1

霜柱をザクザクと踏みしめながら歩きます。

何故か無言の一行はひたすら歩きました。そのシルエットは、まるで神に召されたかのように、ある方向に向かってまっしぐらに進んでいるかのように、、、美しく輝いていたのです。

やがて外輪山の東側へ周りこんだ時、その視線に飛びこんで来たものは・・・・・果てしなく広がる大雲海・・・・・・・

「ううっ〜〜」一行は息を呑んだのでした。誰も口には出しませんでした、もう確信していたのです、ご来光との出会いを〜〜!!


シルエット2

シルエット3

黙々と進む一行でした、yamaonさんのペースもどんどん早くなります、

おばさんも黙って後に続きます、kamiさんも静かに進みます。おっさんも無言でした、

これから展開されるであろう光景に、うちのめされそうになる自分が怖くて震えそうな感覚でした。


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