おっさんはおばさんに追いつこうと懸命に歩きはじめました。しかしその差はいっこうに縮まらず、かと言って常に見えているわけであり・・・ 湧きあがってくるように雲が流れ、山々を包み込み、その表情は刻々と変わるわけであり、、、そしてその雲が忽然と途切れると、 目の前にはドッシリとした存在感でトムラウシ山が聳えたち、それはそれは近く、大きく「おおぉっーーー」と叫びながら立ち尽くすのでした。
トムラウシ山
こうなると、おっさんの足はまるで引き寄せられるかのように、トムラウシ山へ向かって進んで行ったのでした。
右手にはユウトムラウシ川源流域が稜線に囲まれて広がり、あちこちに沼が点在し、広大であり静かであり、、 まさしくそれは神々が造形した庭のようであり、神々が大きくゆったりと揺れながら遊ぶ姿が見えるようでもありぃ〜〜〜
ユウトムラウシ花園