2003年2月23日(日)午前6時20分、おっさんとおばさんは支笏湖畔にいました。湖の上に浮かぶかのような風不死岳と樽前山が朝日でほんのりと赤く輝いていたのです。
おっさんは「う、う、うつくしかぁ〜〜〜っ、、、こりゃあ今日はすっ晴らしぃーーー山歩きになるどーーーぉ!!!」と叫びながらカメラのシャッターを押していたのでした。全くいつもオーバーなんだからぁ〜〜〜だけどぅ〜〜確かに美しいですよね。
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樽前山(中央)と、風不死岳
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でも今日登る山は風不死岳でも樽前山でもありません。今年1月に途中撤退した「徳舜瞥山」、今回はリベンジと言うよりも別のルートからの挑戦なのです。
美笛峠を過ぎて大滝村へ入るカーブの駐車場で待機していると間もなくcountrymanさんが到着。「冗談じゃないよ、、、こんな天気に大展望を二人占めされてたまりますかぁ!!」とニコニコしながら予定より30分前に集合、そのまま大滝村の「村営牧野」最終人家付近の除雪終了地点へと移動したのでした。午前8時ちょうど、予定より1時間も早くスタートです。
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前方の建物の右側を進む
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林の中を抜けるといきなりと広々としたなだらかな斜面(牧場)に出ました。前日登ったのでしょうか、ひとすじのトレースがついています、ありがたく拝借しながら進むことにしました。
防風林を突き抜ける日差しが真っ白いなだらかな斜面をトレースして見事な絵模様を描いています。「あーーーなんて美しさなんだぁ〜〜〜」おっさんはそう呟きながらファインダーを覗きこんだのでした。
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光りと影のトレース
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真っ白な雪面を燦燦と照りつける日差しが逆光となって輝いているわけでありぃ・・・、遠くに見える山頂を目指して燃えるような光りの中を二人の影が進むわけでありぃ・・・
「あ〜〜〜こりゃあ今日はエーーどーーー」おっさんはため息をつきながらシャッターを押していたのです。
【広大な牧場のところどころに赤布がぶらさがってはいますが、視界不良時には方向確認が難しくなりそうです】
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輝く雪原を進む
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