コルから山頂へと向かう

そしていよいよ723mのコルが近くなって来ると、木々の間から羊蹄山が見えてきて「おぉ〜〜〜」と声をあげる瞬間となり、

「この木々の間から見えるってのが良いよねぇ〜〜〜」そして右側には急斜面の山肌が見事な構図を描くわけで、やはり自然の描く光景にはかないませんね。これが羊蹄山の第一幕目なのです。と言うことはまだ続きもあるのですが。

羊蹄山

コルでちょっと休憩していよいよ山頂を目指して、稜線上を一直線に登り始めました。標高差は300m以上、まずは階段登りから、これがまた結構辛いのですが、そんな時には足元に咲き乱れる花を見て一息つきながら、上を見上げてため息をつきながら、おっさんは一行とは少し離れて撮影モードだったのでした。

階段登りから

階段が終わり、ロープが垂れ下がって来ると、稜線も細くなってきて、足元に注意しながらアゴを突き出し、ゼイゼイモードとなり、当然会話も少なくなって来るのです。振りかえると霞んではいますが洞爺湖周辺の山々が見えてきて、

ロープが垂れ下がり

ふっと視線を転じると、昆布岳が雲に纏われながらも大地の上に突き出るように見えてきて、立ち止まっては「おぉ〜〜〜」とか「あぁ〜〜〜」とかの叫び声が響き渡るのでした。

昆布岳
昆布岳

登山ものがたりへ

次のページ

HOME