2005年6月19日、おっさんとおばさんは神仙沼入口の駐車場でkoyaさんとおちあいました。上空はどんよりとした曇り空、 「いっやぁ〜〜〜花がメインだから良いんじゃないの」おっさんはそう言いながら、出発準備していたのでした。 今回は神仙沼と白樺山の縦走も考えていたのですが、「天気も悪いしぃ・・・、あくまでもメインは白樺山でもありぃ・・・」等と理由をこじつけ、まずは神仙沼からのスタートとなったのです。 この付近は山菜採りの方々が多く、沼へと向かう木道の両脇のチシマザサの中から「お〜〜〜い、そっちはどうだぁ〜〜〜、こっちだよ〜〜〜」なんて声が響き渡っています。 そんな声も神仙沼の湿原が近づく頃には聞こえなくなり、いつもの静寂を取り戻した光景がそこに待っていたのです。 午前7時過ぎ、まだ訪れる人の姿は少なく、一行は鳥の羽ばたきの音を聞きながら木道を歩き始めました。 |
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「咲いてるわっ」と、おばさんの声〜ピンクのショウジョウバカマでした。点在する沼と周囲の緑の中に、ポツン、ポツンとピンクの花が見えていました。ミツバオウレンやエゾイチゲもチラホラと、、、「あらっ、チングルマも・・・」おばさんが木道にしゃがみこんで見つめていました。 ピンクのショウジョウバカマは、パンケメクンナイ湿原や、雨竜沼湿原でも見ていますが、とても可愛い印象が強いですね。チングルマも今年初めてのご対面です、まだ数は少なかったですが、やっと高地で咲く花に出会えたうれしさと、これから展開される花模様への期待に胸が膨らむのでした。 |
ショウジョウバカマ |
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