真簾沼〜札幌岳縦走路へ

万計沼でちょっと休憩した一行は、コンパスを西に切りながら真簾沼の北側を目指しました。万計沼から真簾沼までが積雪期や残雪期にはわかりづらいので、確実にコンパスを切りながら進む方が良いでしょう。

展望の無い樹林帯をもくもくと進みます。小さなアップダウンやあちこちにぶら下がっているテープ、スキーのトレースやツボ足、スノーシューの跡! あらら、、、シマリスくんがお出迎え・・・

万計沼を出てから約40分、真簾沼へ到着です。凍って真っ白な水面、、、「夏道はあそこから入るんだよね、、、」ちょうど対岸から見ることになるロケーション、この時期ならではですね。

さて、ここからがいよいよ狭薄山へ向かっての未知のルートになるわけであり、地図を広げながら1197m標高点とひょうたん池の中間コル付近を目指すことにして、、、「あの方向だよね、あの稜線を目指せば良いんだ」とおっさんは簡単に指差していました。

さあ、沼の北側を通りいよいよ稜線(札幌岳縦走路)を目指して歩きはじめました。サクサクサク、、、残雪の上は固くも無く、かと言って埋まらず、ツボ足登山には最高の状況でした。おまけに上空は透き通るような青空、もう全ての条件は整いつつあったのでした。

縦走路へと向かう

「あの方向ですよね」そんなsakuraさんの声に大きく頷くおっさん、稜線に向かってグングンと登って行きました。「さあ、ここを登ればあの狭薄山が見える筈だ!」おっさんは期待に胸を膨らませながら、呟いていたのです。稜線に出てハイマツをちょっと抜けると・・・

稜線へ向かって登る

「お〜〜〜すごい、、、こりゃあすごい」、目の前には漁岳と恵庭岳が、、、ん??狭薄山は???「ちょっと待ってここは1197m標高点の手前のコルだよ、、、狭薄山はあのピークを超えて下ってからじゃないの」、、、countrymanさんの声におっさん唖然・・・

見事に勘違いしていたのです、真簾沼で見た地図の印象を簡単にとらえてしまったおっさんは、手前のコルを指差していたのでした、反省!
1197m標高点への急斜面を登りはじめました。これが結構急なんですよ、、、あぁ〜〜〜

1197m標高点を登る
1197m標高点への登り

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