初冬の山は夏山シーズンの終わりを告げる寂しさがあり・・・
佐幌岳(1059.5m)

登山口2003年11月15日(土)、おっさんとおばさんは芦別道の駅で目覚めました。上空はうっすらと雲で覆われ、さてさてどうなることやらと狩勝峠へ向かったのです。

まだ雪が無くて展望の良い山を歩きたい、そんな思いが二人を佐幌岳に向かわせたのでした。

峠の駐車場に着くと男女4名の方々が先に出発して行きました。なにやらチラホラと感じる雪模様・・・しかし風はほとんど無いようだし、それほど寒くも無いし、、、

二人はゴアの合羽を着込んで午前8時5分、登山口を出発しました。
急な坂を登って稜線に出ると、あとはひたすらなだらかなアップダウンを繰り返す、でも広がる広大な光景はおっさんとおばさんのお気に入りでもあり〜〜〜

きれいに笹刈りされた登山道は歩き易く、おばさんも快調なペースで進みます。
やがて視界が開けてきて、今日の天気を象徴するかのように、上空を覆う雲の彼方に光り輝く帯広方面、それは光りの対比のごとく、おっさんの目には初冬を思わせる光景なのでした。

十勝平野

「こんな天気も良いよな〜〜〜静かだし、ちょっと暗めで、それなりに寂しく感じる情景もあるし、、、」おっさんはそう言いながらおばさんの後を追っていったのです。

きれいに笹刈りされた登山道

さて、このコースは、始めにも触れましたが、小さなアップダウンを繰り返しながら山頂へ向かって行きます。
途中ピークの目安としては838m地点と950.5mの桜山の二つです。そして桜山への登りと、山頂へと向かう登りがポイントとなるのでしょうね。

838m標高点が近づくと背景には遠く日高の山並みが広がってきます。この日はちょっと雲に覆われて遠望は効きませんでしたが、ムードは十分です。登ってきた道筋が見えているのも、なだらかな稜線歩きならではです。

背景の山並みがうれしい

登山ものがたり

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