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「こんなルート考えてるんだけど、、、車を一台回しておかないとないしぃ〜〜〜」そんなkoyaさんの甘い誘惑メールが届きました。それは「来馬岳」、夏山シーズンにはスキー場コースから2回登っていましたが、、、

koyaさんの提案はスキー場をリフトで上がってリフト終点から登り始め山頂へ、そして下山は鉱山町へというルートだったのです。「下山が長いようだけど、、、ちょっと面白そうだなぁ〜〜〜山頂からの展望もきっと素晴らしいだろうし」、と言うことでトントン拍子に話しはまとまり、、、

2005年3月6日、鉱山町に車を一台置いてからサンライバスキー場へ! ちょっと怪しい空模様でしたが第1リフトに乗り少し滑り降りて第2リフトへ乗り一気に終点へ! そして9時05分、いよいよ山頂に向かって歩き出した一行だったのです。

スキー場
サンライバ スキー場

冷たい風を感じながらリフト終点からすぐに尾根にとりつきました。登るにつれて尾根は細くなり南側に張り出した雪庇に注意しながら進みました。「こんな天気なのかなぁ〜〜〜」おっさんは曇り空を眺めながら呟いていたのです。

尾根上の雪庇
雪庇に注意しながら細い尾根を進む

やがて疎林帯の広い尾根となり、風もあまりなくなってきて、そうなるとうっすらと汗ばむようになり、koyaさんはアウターを脱いで先頭ラッセルで進むのです。

疎林帯を登る

「きれいだわっ!」おばさんの声に振り向くと眼下に倶多楽湖が見えてきて、たまらずおっさんは先頭ラッセルを交代してカメラポジションを得るわけであり、、、しかしこの頃から斜面の傾斜はどんどんと増してきて、浅いラッセルとは言え固めの雪面に積った雪は滑り易く、しっかりとシールを押しつけながらの登りとなったのです。

背後には倶多楽湖
背後に倶多楽湖を見ながら登る

「おおっ、オロフレだっ、見えて来たぞ」この頃から上空の雲が切れてきたのです。「おっほっほ、とりあえず見えてるうちに一枚」おっさんとkoyaさんはしきりに立ち止まりシャッターを押していたのです。

そうですね、これが今日一番の展望になるかもしれないのですから・・・でも「これから天気は良くなるから」と言って登っていた二人だったのですがねぇ〜〜〜

オロフレ
雲が切れてオロフレ山や徳舜瞥山、ホロホロ山が見えて来た

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