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朝焼け

当初予定していた山は林道が土砂崩れのため通行止めとなり、急遽予定を変更した。2007年9月29日18時過ぎ、私達は日勝峠の十勝側展望台の駐車場に着いた。車内を整理していると間もなくyamazさんとakamさんも到着、狭いながらも楽しい車内?と言うわけで、話しは弾んだ。

翌9月30日、おばさんはまだ私が寝ているうちに展望台へ行き、十勝平野の朝焼けをカメラにおさめていた。「撮ってきたよっ」と私に見せる〜オレンジ色の朝焼けがデジカメの液晶モニターに写っていた、早起きは三文の徳!と言うわけだ。早速朝食をとり準備をして、少し先の除雪ステーション脇の登山口に行く、もちろんまだ誰もいない。午前7時30分、久々のyamazさんたちとの山行が始まった、標高1532mのペケレベツ岳を目指す。

この山には2年前の10月にも登り見事な紅葉を楽しんだ。「今回はどうなんだろうね」しかし峠の周辺や登山口付近にはまだ紅葉の気配は感じられなかった。
この山はガイドブックでは初級の山となっている、しかしちょっと注意しなければならない。と言うのは登山道の笹被りが以前にも増して凄い。登山口からすぐに笹こぎとなる、背丈以上の高さである。笹をかきわけながら足元の踏み跡を見逃さないように進むことになる。こんな笹こぎが山頂まで何度かある、十分な注意が必要だし天気が悪ければうっとうしい山登りとなるだろう。

登山口
登山口

笹被りが凄い
登山口からすぐの笹被りの状態

笹が覆いかぶさる登山道を抜けると、少しすっきりとした尾根歩きになった。振り返ると秋の空がグーンと広がっていた。さて紅葉はどうなんだろう、もう少し先かな〜〜〜と思いつつどんどんと登って行く。やっとカエデやモミジの色づきを感じるようになる。しかしどうも違う、2年前のあの色鮮やかな紅葉にはまだほど遠い状況だった。「もう少し上に行けば・・・」と期待しながら〜〜〜更に進む、、、

秋空

登り

ちょっと紅葉

「わぁ〜〜〜真っ白だ」そんな声に振り向く、十勝連峰だろうか、もう真っ白である。つい先日までは紅葉を楽しんでいたのもつかの間、もうしっかりと「冬」を迎えたようである。また登山道を笹が覆い始めた。紅葉が楽しめないならあとは展望である。とにかく1343mコブを越えなければ〜〜〜一気に登って行く。登山口から1時間35分でコブに飛び出した。ここでザックを下ろして休憩である。

十勝連峰
真っ白な十勝連峰

笹を漕いで

コブに飛び出す
1343mコブに飛び出す


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