奥手稲山の家、遥か彼方の想いでに

ヤッホーやったーーーかけつけると、眼下に、雪に埋もれて静かにひっそりと、奥手稲山の家があったのでした。
ホッとした瞬間でもありました。13時50分山の家到着です。


奥手稲山の家

カンパーーイさっそく石炭ストーブ焚いて小屋を暖め、ラーメンとオニギリで遅い昼食。

後発のnakanさんが到着してからはランプの灯りで、
さあ、ビールだ酒だ、ワインだあーー。
トン汁に舌鼓、
ギターを爪弾き、
詩を歌い、

過ぎ去った遠い昔の、セピア色に染まった世界に想いを馳せ、

胸を熱くして眠りについたのでした。



さて翌朝、8時15分山の家を出発。強烈な低気圧の影響でしょう、吹雪が一向を襲ってきたのです。

奥手稲山への登頂はあきらめ、帰路は
沢づたいに下りることにしました。
この沢がまた大変でした。行く手を阻む木々や沢水、迂回しようにも適当なところがなく、anoQさんを先頭に強行突破を試み、
雪崩斜面を大きく迂回し、さらに沢へ降り
yamas主人のGPSで現在地確認、
「うん、もっと右よりだね」「そうそうこの方向です」やっと前日のコースと出合ほっとして一休み。

そこからはかすかなトレースをたよりに順調に進みました。しかし雪質が重くなり始めラッセルがきつくなりました。naknさん、yamas夫人、でも圧倒的にanoQさんが先頭です。林道にたどりつきましたが、そこからが長い長い、まだかまだかの道のりだったのでした。
12時5分、春香小屋到着です。ああーーしんどく、つらく、楽しく美味しく、遥か彼方の想いでに慕った山行だったのでした。


コースタイム 登り 4時間45分  下り 3時間50分

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