晩秋の大地に青空と強風と、藪漕ぎを見た!!
佐幌岳〜奥佐幌岳 
(狩勝峠コース)

さて2004年10月17日(日)、前夜は剣小屋で早めに就寝した一行は(花パパ&ママ、kasumiさん、おっさん&おばさん)意気揚揚と狩勝峠へ! 相変わら強風が吹いていました。「でも昨日よりは弱いんじゃない、天気だって少し良いようだし」そんな言葉はある程度気休めとは言え、天気予報によると段々と良くなるようであり、、、

「じゃあ行きますか〜〜〜」午前8時20分、登山口をスタートです。入山届に記入していきなりの急登です、でもすぐになだらかな稜線上に出るのです。

いきなりの急登?

国境稜線に出ると、あの強い風もあまり感じなくなります。山頂へと続く稜線をひたすら北上して行くのですが、コースは稜線上の少し東側につけられているので、しっかりと風を防いでくれるのです。

ん、先を進む女性陣の足が止まりました、なんでしょう! おっや〜〜〜なんとこの時期にスミレが一株だけ咲いていたんです。「これはアイヌタチツボスミレですよ、花びらの内側に白いヒゲがあるでしょう」、う〜〜〜ん、さすがに花ママ、スラスラと説明してくれました。寒さのせいでしょうか、花びらはちょっと傷んでいるようですね。

アイヌタチツボスミレ

稜線を歩き始めて間もなく、前方には大きなピークが見えてきます。「あれかしら、あれですか?」おっさんとおばさん以外の3名は初めての山ですから、やはりちょっと気になりますよね。でも最初に見えて来るのは桜山なのです(950.5m)。

いやいやあれは桜山ですよ、もうすぐその奥に山頂が見えてきますから」おっさんは2回登っていましたから、自信タップリに答えたのでした。そしてその山頂がちょっと霞んで見えてくつると「おっほ〜〜〜遠いですね」と誰しも思ってしまうのです。

山頂は遠い
左奥が桜山、右奥が佐幌岳

やがて桜山〜山頂へと続く稜線がドーーンと見えて来ます。おっさんとおばさんはこの光景が大好きでした。ず〜〜〜っと山頂へ向かって見えている登山道、それは小さなアップダウンを繰り返しながら、山頂まで伸びているわけであり、比較的なだらかな流れるような稜線歩き、天気が良ければ楽しいに違いありません。

なだらかな稜線歩きが始まる
左が桜山、右が佐幌岳

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