急登に喘ぎながら、ニセコ連峰の絶景を手にする
ニトヌプリ(1080m)


koyaさんからのお誘いメール「ニセコのニトヌプリなんか、どうですか」にまんまと乗ったcountrymanさんとおっさん&おばさん。

今年はニセコが続いていますが、ニトヌプリは以前から登りたかった山!しかし、koyaさんの計画ルートは南西斜面からのとりつきでした。
おっさんは事前にカシミールで斜面の角度を計測してみました。「あっら〜〜〜30度もあるぞ、、、これはちょっとしんどいかも・・・」そしてその予想は現実のものとなるのですが・・・

2004年1月25日(日)午前9時15分、道道岩内洞爺線湯元温泉から岩内へ向かい、五色温泉への分岐で冬季間除雪していないスペースに車を止め、第一歩を踏み出したのでした。
そうそう、この日の天気についてですが、登る時に見えていたチセヌプリはうっすらとした雲が勢い良く流れていて、時々小雪模様!「どうなんだろうね、今日の天気は〜〜〜」「某天気予報ではニセコは曇りのち晴れだったから、大丈夫晴れるさ、、、きっとね」

南西斜面
いきなり南西斜面が立ちはだかる

さてさて予想通り、目の前には南西斜面がいきなり壁のように立ちはだかり「これを登るのかい?・・・あれっ、トレースもあるね」、などと話しながら、とにかくそのトレースに導かれるように、斜面にとりついて行ったのです。

あぁ〜〜〜いきなりの急登は、予想はしていたものの、明らかにキツイ登りであり、ジグザグとターンを繰り返しながら高度を上げて行くのですが、、、見えていたトレースは下りであったことがわかり、結局はラッセルをしながら進むことになったのです。

koyaさんの豪快なターン
koyaさんの豪快なターン、それにしても斜度がキツイ

ワッセワッセと登って行きました。さすがに30度前後の斜面でのターンはつらいものでした。
こんな時のためにと、おばさんと無意根千尺高地であえて小さなジグを繰り返しながら登った成果があったかどうか、、、疑問ですが、いや多少あったかな?とにかく方向を確認しながら、尚かつターンがし易い場所を選びながらの登りとなったのです。

「ちょっと休憩しましょうか」汗を拭き、ミネラル補給、「さあ、もう少しですよ、あのラインを狙っていけば」、ちょっとなだらかになった斜面に元気回復、一向はまた歩きはじめました。

874m台地は間近
874m付近の台地はもうすぐ

さあ、間もなく874m台地に出ます。「どうだぁ〜〜〜見えるかい」緊張する瞬間です。「見えてる〜〜〜」そんな叫び声におっさんも夢中で駆け上りました。

「これがニトかぁ〜〜〜」「いやちょっと待って、南峰じゃないかい」早速地図を広げて確認!
あぁ〜〜〜真っ白な南峰、その右隣には980m峰、突然現れる光景に思わずカメラを構えて立ち止まってしまう瞬間だったのでした。

南峰
南峰(左)と980m峰(右)

スキーコーナーへ

次のページ

HOME