さて翌12日(月)、この日のターゲットは新見温泉、じゃなくて目国内岳方面、方面と言うことはいろいろありという事でもあり、とりあえず新見温泉前に集合した一行、 午前9時25分とりあえず目国内岳を目指して出発です。先行しているトレースがあり、温泉の女将の話しでは目国内岳へ向かったとのこと、これは助かるよとばかりに、何の躊躇も無くそのトレースに導かれて進むのでした。 |
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冬期間閉鎖の道を進み、大きなヘアピンカーブからショートカットしてトレースは続いていました。木々の間をくぐり抜け急斜面をジグを切りながら登って行きます。風はほとんど無く、雪もチラホラ程度、にじみ出る汗にアウターを脱ごうかどうしようかと迷っているうちに車道にでました。 |
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さて、ここから車道に沿って目国内岳の夏道登山口方向へ向かうのかと思っていたのですが、そのトレースはそのまま北東へと向かっていたのです。 「これは白樺山の方向だよね、そう言えば白樺山には登っていないし、良いんじゃないの」そう決まるとあっという間に予定は変更され、そのままトレースに沿って白樺山を目指すことになるわけで・・・ 急斜面を登って白樺の木々の間を抜けるように歩きだすと、雪が降りだし、次第に視界も悪くなってきて、、、 |
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なだらかな斜面から別れを告げ892mポコに向かう急斜面にとりつくと、さすがに雪面はクラスト気味、真っ白な雪面の所々には所々ハイマツが顔を出し、無口になりはじめた一行はジグザグと息を整えながら登っていたのです。 風も強くなってきました、次第に視界も効かなくなり、うっすらとした白い世界が前方を包みこむのでした。 |
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