大槍へ向かう

さて、二人は見晴台付近でちょっと休憩して上を目指しました。眼前には1742mコブとその後ろには大槍の姿が、、、あぁ〜〜〜見えない!

しかしガスに包まれたその山容は、異様な雰囲気で迫りくるわけであり、目を転じると一段と尖った小槍から続く稜線はくっきりとその鋭いシルエットを刻むわけでぇ〜〜〜「ええど〜〜〜」おっさんは久々のデジカメシャッターの感触を楽しむかのように、ファインダーを見つめていたのでした。

眼前に大槍が迫る
眼前に迫る1742mコブと大槍のシルエット

小槍から落ちこむ鋭い稜線
小槍(左)から続く鋭い稜線

1742mコブは北側を巻いて登って行きます。足元がちょっと不安定なところもありますので注意しながら登りましょう。

沢に向かって大きく落ちこんだ斜面には、しっかりと「紅葉」という名のアクセントが刻みこまれているわけであり、それは鮮やか且つ大きく広がり、上空を覆う白いガスと相俟って、絶妙のコントラストを描き出していたのでした。

紅葉の描くコントラスト
紅葉の描くコントラスト

「いいなぁ〜〜〜こりゃあきれいだぁ〜〜〜」おっさんは期待通りの光景に興奮気味のデジカメのシャッターを押していたのです。高度が上がるに連れて、二人はガスの中に吸い込まれ視界も狭まるのですが、足元の葉紅葉が又一層際立っておばさんを感激させるのです。

足元の葉紅葉が際立つ
足元の葉紅葉が際立つ

登山ものがたり

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